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【一戦一評】レイカーズvsニックス (Game27)


こんにちは、スワッギちゃんです💜💛


この記事では「NBAを観戦できないファンも試合の流れを掴めるような寸評」をコンセプトに、レイカーズの各試合について情報・分析・予想などを交えてお話しします。


今季初対戦&勝率の近い人気チームのニックスと対戦ということで、久しぶりにガッツリ観戦します!!


選手構成やゲーム方針も似ている気がするので、レイカーズにとっては今後を予見するのにいい比較対象となるかも?



それでは本編に移りましょう‼️




◯スタメンチェック

本日のスタメンはこちら👇


レイカーズはお馴染みのメンツです。本日はゲイブとGリーグ組以外全員出場可能なので、贅沢なローテーションが出来そうです。


対するニックスは3大エースに新加入のドンテと若手のシムズを並べています。どうやら好守で目立ったグライムスがベンチ起用になったのは最近のことらしいです。シムズはロビンソンの代行ですね。


似たチーム同士の衝突、始まります!!






◯1Q : 不動の巨塔、AD!ハードワークの砂塵を払え!


ニックスとレイカーズ、両軍に共通する特徴としてハンドラーオフェンス&ポストアップ1on1を好むことが挙げられると思います。



本日のニックスも、去年同様にブランソン&バレットが積極的なドライブインを仕掛けてきます。こちらはキャムとプリンスをぶつけているというのにお構いなし😅


これの対策として、レイカーズはもはや全試合で行うようになったブリッツをブランソンに仕掛けています。

ブランソンはこれを狭いサイドへのドリブルやパスで切り抜けようとしますが、見事に外してくれていますね。

ハリバートンやルカを相手にしてきた後なので、さすがに効果を実感できます。



さらに、プリンスを掻い潜って二度突っ込んできたバレットをADが連続ブロック!

敵センターのシムズやハーテンスタインがダンカースポット待機系の役回りなので、現状ADがペイントエリアに残留する確率が高くなっています。




2人のオフェンスが止まると、ついにランドルが動き始めました。なんとAD相手にも果敢にポストアップを挑んで得点してくる強引っぷりです。


ADが下がった後も、標的をレブロンや八村に変えてガンガン攻めてきます。割と早い展開の中から仕掛けてくるので、カバーも間に合っていません。


そしてもう1人、6thマンのIQもプリンスの上からフローターを沈め出しました。Vandoにマークさせると流石に勢いが緩みましたが、ランドルと2人並ばれるとややキツいです。




しかし、この2人の得点はほぼペイント周りのショットです。ゾーン守備で対応できるハズなので、そこまで問題視しなくても大丈夫かと思います。やられたときは4フォワード布陣でしたので、身長の不利もありました。(言い訳)





一方、レイカーズの攻撃はスリーの連続ミスでボロボロでした。ハードワーカーの多い敵のディフレクションに苦しみTOVも頻発。


唯一希望が見えたのは、ADの1on1とリーブス vs IQの対面です。前者はダブルチームで対応されるかもしれませんが、後者は守備力の高いグライムスを当てられない限り優位に立てます。

ただ、Dloとリーブスが並んだとき限定で生まれる対面なので、守備不良とのコスパは考えねばなりません。




今後もキックアウトに頼らざるを得ないのは仕方がないとして、最低限のスリーは沈めて圧力をかけたいところです。フリースローも増やしたいなぁ。






○2Q : ツーハンドラーと裏腹に、ポストアップの効果絶大!


前半の締めくくりでランドルに苦しめられたレイカーズ。個人的にはゾーン守備での打開を期待していましたが、特に対策は講じず塁さんの守備力に賭けていますね。

しかし、残念ながらこの賭けは失敗に終わります。パワーとハンドルを両立するランドルにあっさり抜かれてしまい、ヘルプ担当のヘイズも立ちはだかるタイミングが合いません。



ゆくゆくは塁さんがランドルのような相手を守れるように、そしてオフェンスではランドルのようになって欲しいところです。スリーのセンスはランドル以上だと思っているので、めげずに頑張れ!!




そして、ブランソンやバレットが戻って以降もニックスオフェンスが止まりません。

バレットがガードとのミスマッチを突いてポストアップしたり、単純なドライブインながらファールを貰えたり、オフェンスリバウンドがよく取れたりで散々な状況です。



…でも、以上の問題をすべて解決できる必殺技があるだろう?

そう、ゾーン守備です。Dlo&リーブスを並べて火力増強に努めたタイミングでやっと始動してくれました。8分遅いが😡



そして、案の定これが効きました。スリーが弱点の陣形ではありますが、敵のウィング中心にコレがそこそこ外れているので現在の問題解決にうってつけの守備方針と化しました。







一方、レイカーズのオフェンスでもポストアップの有効性が目立ち始めます。

序盤はレブロン、中盤以降はADが積極的にゴリゴリ仕掛けていますね。早めのダブルチームでパスを促進するチーム相手には無効だったりしますが、今のところその気配はしません。あくまで押し込まれたら囲みに来る、といった様子です。





逆にダメダメだったのがPnR. 敵の守備がローラー寄りなのでハンドラーが主にフィニッシュしていますが、絶対に決めて欲しいショットが立て続けに外れてしまいます。


1Qで調子よさげだったリーブスもコレを外していますね。Dloとの同時起用でIQを叩く方針も、肝心のフィニッシュが外れてしまってはおじゃんです。



レブロンまで地獄のようなエアボール。今日のコート、ちょっと遠いのかな😅




絶不調に見えるオフェンスですが、最終盤にADのポストアップからの独力突破やキックアウト→スリーが決まる流れの発生で幸運にも逆転。


あまり良い内容には見えませんが、敵も大した好調ではないため助かりました。






○3Q : ゾーンで整う守備の基盤、足を引くオフェンシブ布陣


いよいよ後半開始です。ギアを入れ直したいレイカーズは、レブロンのハンドルで幸先よく3連続得点に成功します。一本のレイアップ、一本のスリー、一本のアリウープ演出です。





さらに、前半で見出したゾーン守備の効力をここでも発揮します。ランドルのポストアップをうまく止められていますね。いい感じ。



・・・と思った矢先、ドンテのスリー1本で早くも解除しちゃいました。ゾーンにありがちな「一回破られたらマンツーに戻す」風潮、緩急をつけるには良いのかもしれませんが前半マンツーでずっとユルユルだったじゃないか💦


そして、解除後にすぐDloとのミスマッチをバレットが突く形にブリッツ失敗からのハーテンスタインによるベースラインカットで連続得点されています。言わんこっちゃない。





この間、攻撃ではADにフラッシュさせるセットから1on1を狙う動きがよく見られました。ようやくリズムを掴めただろうか?

キャムとリーブスの交代でオフェンシブな布陣をつくりつつ、レブロンもポストアップを用いて応戦しています。今日はPnRより圧倒的にポストアップが効いていますね。




「火力増強に期待してDloとリーブスを並べ、守備不良はゾーンでごまかす」が様式化してきていますが、徐々に守備面の欠陥が露呈しだしています。

特に速攻。昨年のプレーオフでもDloとリーブスの並びを速攻で潰しにかかる相手がかなり多かったですが、久々にこの弱点をほじくり返されてしまいました。



さらに、ローテーション嗅覚がそこまで重要でないゾーン守備内でもミスが目立ちます。特にDloと塁さんがマズイ。これで誤魔化せなければ、もう下げる判断が下ってもおかしくないぞ。




一進一退に終わるかと思いきや、最後の最後でデカいランを作られてしまい80-90の10点リードを許します。


レイカーズはラスト3分での得点量がたったの2点。悲劇的なほどガード陣が微妙で、かつレブロンのドライブが珍しく少なめです。

レブロンのことなので、きっと4Qに10数点とるのでしょうけど😓






〇4Q : 最後だけなら惜敗、全体を見れば惨敗


終盤強さに定評のあるレイカーズなら、10点差程度の巻き返しは余裕。結局接戦して終わってくれるだろう….

と期待していたところ、やはりレブロンがギアを上げてきました。ヘイズにピックさせて攻め込んだり、リーブスとの2メンゲームでカッティングなんてしちゃったり…..



・・・最初からやれよ!!!!!!




あの鋭いカッティングを見せたのは明らかに4Qが初めてです。

おそらく巻き返せるレベルの点差だったために体力をセーブしていたのでしょうが、ファン目線では危なっかしすぎる。我々はレブロンのエンターテイナー精神に踊らされているのだ。





守備でもキャムがIQに対する好守を続けてくれたおかげでいきなり3回のTOVを奪取。とても褒めたい気持ちではありますが、最低一本でもスリーを決めてほしかった。コレ無しでは手放しに喜べません。


敵ウィング陣のスリーも相変わらずイマイチだったおかげで5点差まで詰めました。12分もあればなんだって起こり得ます。





レイカーズはブランソンの帰還後も彼へのブリッツを仕掛け続けますが、ついにピックと逆方向に攻めるという対策を施してきました。

これではブリッツを仕掛ける気満々だった守備が置き去りです。策士ブランソン。



さらに、バレットにピックさせてリーブスとの対面を組み立てようとしてきます。それでもリーブスは頑張ってペリメーターを守りますが、その上からきっちり決めてくるあたり流石エースです。この失点は別にリーブスを責める必要ナシ。




しかし、そんなリーブスがオフェンスでIQとの対面を攻めたり、レブロンが前半全く見られなかった積極的なレイアップに向かったりでファールを貰いつつ得点もできています。

こうしてついに4点差まで詰めました。これがレイカーズの終盤力です。





しかし、プリンスの2連スリー外しなどで火力が足らずギリギリ逆転には至りませんでした。終盤にありがちなボールを大事にするスロー展開を守るのは上手なレイカーズでしたが、今日の問題点はその前です。


攻守にパッとしない試合だったので、非常にモヤモヤします。いつもならもうちょっとやれたんじゃないかなぁ。






〇本日のMVP

本日のMVPは、ポストアップからの独力突破で不調なレイカーズオフェンスを牽引し続けてくれたアンソニー・デイビス〰


文句なしです。他がイマイチだった。





ホームで負けてしまいましたが相手は東のチーム。まだダメージが小さいです。


ブルズ戦を挟んで西首位のウルブスとホーム戦があるので、そっちは勝ちたいですね。


いや、絶対勝つぞ!!







~終~








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