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【船橋謙一の何でも人生相談】

総和運輸代表の船橋が、読者や社員からの悩み相談に答えていくコラムです。

仕事・プライベートにかかわらず社員のみなさんの悩みが少しでも解消され、みなさんのより良い人生と更なる成長につながることを願って定期的に綴っていきます。それでは相談に答えていきます。

【質問】

判断基準 いろんな情報が溢れすぎていて、何を軸に判断すればいいのかわからなくなってきた。スマホで検索してももちろんでてこないし、自分の知りたい情報しかでてこない。自分のやりたいことや目標も特になく、何を道しるべに生きてゆけばいいかアドバイスをいただきたい。(20代男性)

【答え】

人生の目標・目的・意味などに関して、他人が提供する情報は、その人の経験に基づく、その人なりのものであり、人それぞれだと思います。

その意味で答えは一つではなく、貴方自身の答えを探すのが人生であるということもできるかもしれません。孔子も、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知ると説きました。

そして、自分がまだ分からないこと、見つけていないこと、迷っていることは、決して悪いことではないと思います。
例えば、(他の友人知人と異なって)、貴方が、他人が提供するもの、世間一般で主流とされているものではなく、何か新しい道を求めているからかもしれません。
「ローマ一日してならず」と言うように、本当に価値のあるものは、すぐには手に入りません。苦労していることが、貴方が求めているものが価値のあるものである可能性を示していると思います。

そして、何よりも分からない、迷うといった苦悩は、長期的に見れば、貴方の人間を大きくします。あなたのように悩む多くの人々の気持ちを理解し、励まし合う心、優しさ・慈悲・人間の大きさを培う手助けになります。若い内は、苦労は買ってでもしろ、というのはやはり道理だと思います。その意味で、ある意味で、もっともっと迷い、悩んでもいいと思います。言い換えれば、もしかすると、他人と比較してばかりいる狭い心が、迷いを生んでいるのかもしれません。心の大きな人間になることは判断基準の人、人としての価値を示すものだと思います。

さて、これを踏まえて、貴方がとりあえずやりたいことがないならば、人生の流れの中で縁があったことは、ないしは何かしらの縁を感じることがあったならば、まずは、それをやってみるということがあると思います。最初は関心がなかったが、縁によって、それをやっているうちに、だんだん、その面白みが分かってきて、大業をなした人が、少なからずいます。人生長いようで短いので、何かに打ち込むことは、自分の心身を鍛えることになって、後で本当にやりたいことが見つかって、道を変えることになった場合にも、それは役立つと思います。

もう一つ、貴方が本当はやりたいことがあっても、世間一般では主流ではなく、そのために貴方は自分の心を抑圧して、忘れてしまっている場合があるかもしれません。
その場合、もう一度、勇気をもって、自分の内側の心に従うことを考えてみる必要があると思います。

良い一日をお過ごしください。

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