「好きなことを仕事に」というまやかし
個人が発信できる時代において誰でも仕事を始めやすくなりました。それと同時に好きを仕事にすることが何よりも自由で素晴らしいという考えも
確かに、素晴らしいことだと思うし、グータラするのが好きな僕にとってこのぐーたらが仕事に変わるならなんて素晴らしいことなんだと思う
でも、本当に好きを仕事にすることは素晴らしいの?
それだと好きを仕事にしていない人が皆、不幸せだということになるはずだけど、決してそうではない
例えば職業選択の自由がなかった時代を生きてきた人たちは現代人よりも不幸せだったのだろうか?
今回は好きを仕事にのまやかしについて書いていきたいと思います。
スティーブ・ジョブズが本当になりたかったのは思想家?
今や知らない人がいない大企業Appleの創業者のうちの一人であるスティーブ・ジョブズ。そんな彼はもともと思想家になりたがっていたというのは有名な話だ。若い頃のジョブズはインド放浪の旅に出て、禅の修行をしたりとかなりインドに陶酔していた。そんなジョブズがテクノロジーの世界へ足を踏み入れたきっかけは金儲けのためだった。憧れの…とかではなく単純に金になるという動機で踏み入ったテクノロジーの世界で大成功を納め人類の生活を180度変えてしまったiPhoneを生み出したのだ。
他の偉人を例に出すと、例えば
ゴッホは画家ではなく聖職者になりたかった
ナポレオンは無名の小説家になりたかった
もし過去の偉人たちが好きを仕事にしていたらすばらしい偉業も成し遂げられていなかっただろう。
好きを仕事にしてら辛いこととも向き合わなければならない
過去の偉人たちを例にとってもわかるように好きを仕事にしてもし幸せになるかどうかはわからない。
でも冷静に考えれば納得できます。趣味でやるぶんには自分が好きなだけやれるし、やりたくなければ辞めればいい。でも仕事となるとそうはいきません。嫌なことがあっても、やり続けなければいけない。めんどくさいからやめたということはできない。仕事にするというのはつまり利益を出さなければいけないのです。めんどくさい事だってあるし、人間関係にうんざりする事もある。でも仕事だから、乗り越えなければいけないのです。
それじゃあ結局どうすればいいの?
一番は自分の幸福を最大にする方法を考えるべきです。何も好きを仕事にしてはいけないと言っているのではありません。
重要なのはこの言葉のまやかしから逃れる事
自分の中で優先順位を決めるのです。
例えば僕の場合
人生で一番幸せだと感じること
「自分の知らない世界で挑戦する事」
↓
具体的には?
海外で旅をしたい、ハッキングできるようになりたい、ダイビングしたい、個人でお金を稼いでみたい。
↓
個人でお金を稼ぎたい→副業からはじめてみる
ダイビングしたい→稼いだお金で楽しむ
海外で旅をしたい→隙間時間で英語の勉強
ハッキングできるようになりたい→趣味から始めてみる
すべて会社勤めでも叶えられます。
好きを仕事にするのではなく人生を楽しむ方法を考える方が効率的です。
今いる場所から一番幸せになれる方法を考える
僕の考えはあくまでも一例ですが、今ある環境で自分が幸せになれる方法を考えるのも一つの作戦です。それがつもりつもってお仕事につながればラッキーというぐらいの考えがちょうどいいのかもしれません。
繰り返しますが、重要なことは「好きを仕事にする」という甘い誘惑から目を覚ます事。そして自分の幸せについて真剣に考える事が大切なのです
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