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ヘリサバ、楽しかったな。

あれからはや一ヶ月。
もうすでに色んな方々がご紹介されておりますが、今さらながらワタクシも。


非日常の三段重ね

先月は爆裂忙しかったんですよ。
熊本のZIPANG様取材、石川でのヘリサバ、そしてZvR Second。
イベント尽くしでございました。

どれも甲乙も優劣もないイベントでございました。
その中でも、今回は石川の「ヘリサバ」のお話をば。

何故かっていうと、やっぱり「ヘリコプター」に乗るという経験は鮮烈でした。
だって乗ったことなかったし!
しかも、サバゲーフィールド上空を舞って、そっからエアガン撃てるんですってよ。
それを石川県でやる!

この時点で情報量がかなり多いですよね。
・自宅から500㎞以上離れた石川県で
・ヘリに乗ることができて
・上空からエアガン撃てる

日本語にすると、
・ドライブ楽しんできっと美味いモノが食えて
・生まれて初めて乗る乗り物でキャッキャできて
・もしかしたら慣れ親しんだエアガンの新たな側面が見られるかも!
となれば、テンション爆上げですよ。

実はこの話、事前にアレやろうコレやろうみたいな話が色々あったんです。
けど、最終的にはカメラマンである「ぐるぐる☆すっくん」を連れて行くのみとなったのです。

ちなみに、熊本もZvRも、ぐるすー(ぐるぐる☆すっくんの略称)は同行しておりました。

夜通し走って石川へ。

さてさて。
2021年7月23日の午前1時頃、ぐるすーと合流しました。

しかしねぇ。
この時ワタクシ、非常にテンションが低かったんでございます。
なので、出発に際して記録は一切無し!!

念のためと思って持っていったGoProが回り始めたのは、出発から2時間ほどが経過してからでございました。
その間、我々はなにをしていたのか。

ガチ説教してました。

まぁそんな波乱に満ちた出発なのですが、先に言いたいこと言っといた方が良かろうと。
ぐるすーにしてみりゃ良い迷惑だったかも知れませんが、こちらも中々我慢が難しい故に、長々と説教を垂れてしまいました。
我ながらめんどくさい。

で、めんどくさいのはワタクシ自身だけでなくてですね。
埼玉在住のワタクシ、ぐるすーを迎えに神奈川県の川崎市まで出向かなきゃなんですよ。
そっから向かうとなると、少々ルートが変わってくるんですよ。
までも、中々ない機会なので、普段は通らないようなルートを選択してみたわけでございます。
そのルートがこちら。

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お分かり頂けますかね?
中央道を通って長野県塩尻市まで抜け、その後は下道で東海北陸自動車道に至ってちょろっと走るという常軌を逸したルートを選択したんです。

いやちょっとね、上高地の辺りを日中に抜けてみたら楽しいんじゃないかと。
距離的には一番短い行程だったのですが、所要時間は8時間超え。
走行距離は450㎞です。

ということは、わが愛車である電気自動車のリーフ。
少なくとも途中で2回は充電が必要な計算になります。
この時点でプラス1時間は確定。
ちょっと気が重くなりましたが、まぁいつもの単独行ではなく、今回は暇つぶし相手もいることだし・・・

そんな感じで割と気楽に構えておりました。
とはいえ高速で二度ほど充電かまして(1回に150㎞分くらいしか充電できないんです)、塩尻インターにつく頃にはすっかり朝となっておりました。

梓川沿いを走る国道158号線をひたすら北西方向に向かいます。
稲核ダム、水殿ダム、奈川渡ダムを抜けて、ずんずん上流へと向かっていくわけです。
んで、有料道路である安房トンネルを抜けるとあっさり岐阜県側に出られるのですが、ここで我々は道を逸れ「安房峠」に足を踏み入れました。

ここがまた。
詳しくはWikipediaの「安房峠」をご覧下さい。
もしくは、下の地図をご覧下さい。

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グレーのラインがトンネルで、イエローのラインが安房峠です。
もうね、めちゃくちゃ激しい峠道でした。
コレがホントに国道か?と疑いたくなるような。

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屈曲が激しいのはもちろん、路面も中々荒れ気味でして。
中々歯応えのある道でございました。

そして寄り道へ

塩尻で高速を降りてから、ぐるすーが何やら看板を見つけたんです。
なんでも「鍾乳洞」があるとか。
つっても、すぐ近くではなく何十㎞か行った先にあるみたいだったんですが。

ことあるごとに
「鍾乳洞行きませんか?」
「鍾乳洞行きたいですよね」
とまぁうるせーわけです。

まぁまて落ち着け。
まだまだ先だぞ?
岐阜県の話だぞ?
俺たちゃまだ長野だぞ?
「飛騨大鍾乳洞」って書いてあったぞ?
じゃ、ちょっとだけだぞ?

てなワケで寄ってみたんです。

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これぞ観光地。
国道から少し奥に入ったところに、ドドンと現れた「飛騨大鍾乳洞」。
駐車場を取り囲むように土産や名産品を売る店が並んでいるその姿。
いや素晴らしい。

展示物も、最初はよくわからん陶器だの象牙の彫り物だのを問答無用に見せつけてから鍾乳洞に導くという流れ。
その展示物の中に金塊がありましてね。
なんでもその金塊、盗まれて溶かされ、一部は売られてしまったようなのです。
返還されたものの一部が展示されておりました。
味わい深い。

で、肝心の鍾乳洞なんですが。
まずは寒い!めちゃくちゃ寒い!
おっさん二人がガタガタ震えながら見学しておりました。
そして長い!ボリュームすごい!

ずっと地下を這いずってると思ったら、結構高いところまで登らされたらしく。
鍾乳洞が終わってから駐車場まで、結構な距離を下りました。

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おかげで我々ヘトヘト。
夜通し走った身体には中々のダメージを残しました。

もうこの寄り道でお腹いっぱいになった我々。
素直に石川へと向かったのであります。

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ヘリが飛んでた。

時刻はもうすっかり昼の12時。
出発して12時間が経過しようとしたころ、ようやく「BlackBoar」近辺に到着しました。

BlackBoarは日本海を望む斜面にあり、とても眺望がいいフィールドなのです。
だから、到着するときにヘリとか見れるんじゃないかなぁ?
なんて話をしておりました。
到着したときにヘリがぐわーって飛んでたらカッコいいね!なんて。

そしたら。

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飛んでた。

もうバンバンに飛んでました。
次の日がメインだった我々、ひとまず挨拶してから宿に引っ込むか?とか言ってたんですが、それどころじゃねぇ!
まずは現場に一目散ですよ。

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今回のイベントの仕掛け人である「BlackBoar」いっこーさん。

間近で見たヘリ、スゴかったです。

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音とかはもちろんなんですが、舞い上がる風、埃。
ダウンウォッシュてヤツですね。
これだけの物体が何人もの人を乗っけて空飛ぶんですから、そりゃそうですよ。

ひっきりなしに飛び回り、もう既に何人もの方々がヘリに搭乗したようです。
すると、いっこーさんが「はい来てきてこっち」と我々を促します。
腰に何やらベルトを巻かれて、ヘリのほうへと。
おやおや?

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操縦席の後ろに促され、エンジンがかかり、ローターが回り始めます。
ローターの回転が激しくなり、搭乗している我々にもその振動が激しくなっていくのが伝わります。
そして。

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浮いた!
いやもう浮いたっていうかなんて言うか!
やっぱりこうグッと下に向けて押しつけられる感じというか、重力的なのは感じるですよ。
ただ、常にローターから真下に向かって重力が発生している感じ?
振り落とされそう!なんてことは全くなく、身体は以外と安定しておりました。

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しかしたけぇ!
遠くに日本海が見えております!
つい数時間前まで地底をもさもさ這い回っていた我々、今や大空を舞っております!
思いのほか身体は安定しているのですが、トリッキーな動きはやっぱりやべぇ!
でも、物理法則に則って飛んでいるので、絶叫マシンよりは恐くないかもしれません。
左に曲がるときは機体が左に傾き、常にローターから真下方向に重力が働いている感じ。
旋回方向と同じ方に傾けば、遠心力は我々の下側に働きますからね。
恐らくそういうことなんでしょう。

ただ、純粋に恐いのが高度。
このヘリ、扉がないんです。
だからこそこっからエアガンが撃てるんですけどね。
扉が無い分、音も風もダイレクトに感じるでございます。
なので、乗るだけで消費エネルギー半端ねぇ。
まぁ上空でギャーギャー騒ぐからではあるんですけど。
ひとフライトですっかりヘロヘロになりました。

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しかしまあ、なんという非日常感でしょうか。
そんなに馴染みのない景色を空から眺める。
執筆時点で一ヶ月ほどが経過しておりますが、また乗りたい!!

この日の晩は、パスタキッチン・サルートさんで出展業者さんなども交えてお食事会です。

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多くを語る必要はございませんね。
とっても美味しゅうございました。

そして24日、盛りだくさん。

今回のイベント「ヘリサバ」は、3日間開催されておりました。
初日と二日目はサバイバルゲーム込み。
三日目は撮影オンリーとされておりました。
我々は二日目に参戦ということでございましてね、ハイパー道楽のYASさんと合流して、二日目である7月24日に参戦です。

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取材をうけるいっこーさん。

んで、この二日目にもワタクシヘリに乗りまして、その模様がYouTubeに上がっております。

めっちゃ騒がしいですねこの人。
いやでもね、テンションメチャクチャ上がったんです。

んで、この動画に関して言い訳を幾つか。
まず「なんでクルツなんだよ!LMG持って行かんかい!」というご意見に対して。
実は、MINIMIは持っていってたんです。
でも、ヘリの中でカメラと銃を交換するという手順があったもんで、取り回しの良さを優先したんです。
確かに他の参加者さんを見るとデカイの持ち込んでますが、ほら万一カメラ落としたりしたら、ね!
恐い恐い!
あとね「もっと気の利いたことを言わんかい!」的なご意見も頂戴しました。
ちょっと脳裏を過りました。
けどまぁ、そんな悪ふざけしない方がいいのかなぁ?などと思ってしまいまして。
完全に守りに入ってしまいましたねぇ。
そこは反省することしきりです。
もうちょっと面白いこと言えば良かったなー。
ヘリに乗っただけでとにかくテンションが上がってしまったんでございます。

そういや、エアガンの弾道なんですけどね。
これがまぁエライ飛ぶ飛ぶ。
地上の狙ったところにだいたい行っちゃったりするんですよ。
ローターからの風に影響受けるのかな?と思ったんですが、そんなことないみたいです。
もちろん全く影響ないわけじゃないでしょうが、思っていたより真っ直ぐ飛んでいきましたよ、という風にお考えください。

そしてこの日はサバゲもできたので、数ゲームではありましたがサバゲも開催しておりました。

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そしてヘリだけじゃなく、ガチの軍用車両にも乗れました。

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そんなこんなで、非常に盛りだくさんなイベントでございました。
ヘリにサバゲに軍用車、こういったコンテンツだけでももうエライ騒ぎですよ。
エライ騒ぎですけど、荒れることなく終われたのは、偏にいっこーさんの人柄による部分が大きいんじゃないかと思います。

印象的だったのは、
「ゆるーく楽しんでいって欲しいんだよね」
と、いっこーさんが仰っていたことです。
その言葉通り、サバゲやったりヘリ乗ったり軍用車両乗ったり撮影したり。
皆さんかなり思い思いに楽しんでいた印象でした。
それが良かったのかな、と思います。
サバゲもっとしたかったって方ももしかしたらいたかも知れません。
けど、それを飲み込むヘリの魔力ですよ。
1回乗ったらお腹いっぱいですもん。

それくらい、ヘリってコンテンツはまぁ強烈ですねぇ。
乗るのはもちろん、背景にして写真撮るなんてコトも普通ならできないですもんね。

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こんなんとか。(Model:ヨシザルさん
この写真撮るだけでもテンション上がりました。
なんという強烈なイベントでしょうか。

サバイバルゲームってやつは、その間口の広さも魅力だと思うんです。
エアガンを手に扮装をし撃ち合い、時には撮影をし。
お互いを認め合い、共に楽しむ。
これが現代のサバイバルゲームの姿だと思います。

その共通項として「ヘリ」という存在はとても大きいなと感じました。
ここでワタクシなんぞがグダグダ語るよりも、様々なインフルエンサーの皆さんが、それぞれ発信しておられますので、そちらで皆さんが何を感じられたかをご覧になるのも面白いんじゃないかと思います。
軍装勢もSF勢も分け隔てなくフィールドに立て、楽しめる。
決してサバイバルゲームはメインコンテンツではなくなるかも知れません。
けど、だからこそ「ヘリからエアガンが撃てる」なんてメチャクチャな経験ができる訳ですしね。
本当に貴重な経験をすることができました。

帰還、関東へ。

完全に人のせいにしますけど、ぐるすーが「この日のうちに帰りたい」などとのたまったもので、すこし早めに上がりました。

んで、温泉に行ったり。

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これは温泉行く途中の道。

石川といえば、ということで寿司を食ったり。

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何だかんだしてたら、出発はすっかり夜になってしまい。

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ここが食べたお寿司屋さん。
出たのが19時過ぎだもの。

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川崎の辺り着く頃には、すっかり朝となっておりました。
帰りはずっと高速だったのになぁ。
結果的に5時頃にぐるすーを下ろすことができたのです。

さて、こっから自宅まではさらに30㎞ほど。
もうひと頑張りですよ。

てなところで、ぐるすーから着信がありました。
「・・・すいません、お土産を車に忘れてしまいましt」
「バーカバーカバーカ!!!」

下ろしてから10分ほどが経っていました。
10分掛けて元の道を戻り、やっと帰路に就けたんです。
分かって貰えます?このめんどくささ!
もう帰れるってのに!!
20分のロス!!

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よかったね、お土産思い出して。

そんなこんなで、無事に石川県から帰着したわけでございます。
様々なインフルエンサーの方々ともお目にかかれ、また業者さんとも新たな繋がりが生まれ、また強くなり。
様々な良い流れが生まれた気がします。

地理的な要件ももちろんあるでしょうし、そのハードルを乗り越えたところで連帯感みたいのが生まれたのかも知れません。
この連帯感って、土砂降りのなかでやるサバゲーみたいだなって、ちょっと思いました。
地方で開催することってのもまた、良いスパイスになっていたような気がします。

そして、もう石川に行きたくなっているんですよ。
いや、困ったもんだ。

更に困るのは、石川に待ち受けるいっこーさん。
気軽に「おいでよ」って仰るわけですよ。
ホントに悪魔の誘い!!

極々近い将来、その悪魔の誘いに乗ることでしょう。

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