見出し画像

Riding a motorcycle in California

夏休みの季節、街でバイク(ここではモーターサイクルの意)に乗る人をよく見かけるようになってきたように感じる今日この頃。カリフォルニアの青空の下、バイクに乗って颯爽と走ってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。と勝手に思っています。

ここカリフォルニア(を含む北米の多くの州)では、都市間の移動は基本的にハイウェイを使います。日本でいう高速道路と少し違うのが、無料のバイパスのようなイメージで、料金所がないので長距離で使う場合はフリーウェイなんて言い方もされます(いちおう、ハイウェイとフリーウェイの違いは定義されてます)が、混同して使われているように感じています。

バイクはその大きさから、車よりも早く走れる(走る人がいる(時として迷惑))とか?車の横をすり抜けて行く(高速ですり抜けられると怖いよね)とか?小回りが効く乗り物(コケたりもする)ですが、
いくつか車とは違った法規がされていますので、
ここでは2つの事例を紹介したいと思います。

まず一つに、Car Pool Laneを走行しても良いという事。
このCarpoolレーンは、ハイウェイの交通量が多い区間に設けられている渋滞緩和用のレーンで、車両あたりの乗員が2名以上(犬などのペットは含まない)のみ通行可能なレーンの事です。車社会の現代において、1台1人なんて当たり前ですからね、通勤時にこのレーンを使えるように知り合いと乗り合いで職場に向かうなんていう方もいらっしゃいます。
バイクはそこは通行していいので、渋滞を避けて移動する手段としてバイク人口が増えている理由の一つにもなっています。

Carpoolレーンを利用する上で一つ、注意しておきたいのが、有料のExpressレーンが併設されている場合。ベイエリアではFastrakというサービスになっていますが、ここを通過するには、タグ(日本でいうETCみたいな料金徴収機(小さいモジュール))を車両に取り付ける必要があります。これはバイクも同じで、タグを持っていないバイクはここを通過するとバイオレーションで罰金の請求を受ける事になります。タグさえついていれば無料で通れます。

もう一つに、Lane Splittingというのがあって、これはハイウェイを走行中、渋滞している場合(時速約30マイル以下)、合法で車両間をすり抜けて走っても良い、というもの。
実は私がバイクの免許を取った時、これはCA州内では合法、Lane splitting is legal in Californiaと教わりました。
ただし、これは州によって異なる、という事でした。

こちらでも一つ注意しておきたいのは、”合法”という意味合い。
あるところでは合法でも違法でもない、とされていて、というのも、
・この行為をよく思わない車両、またはその車両のドライバーによるイタズラ(すり抜ける時に手を出してくるとかドアを開けるとかいう危険行為がある可能性があること、
・熟練ライダーが自身の責任において行われるもので、危険を伴う行為である事、大型車両の横を通過するときや速度が上昇するにつれて危険度が増すこと。路肩は走行禁止、死角にとどまらない事
などを念頭においてください。

https://www.chp.ca.gov/programs-services/programs/california-motorcyclist-safety

どこの国においても、大人として、最低限のモラルは守りたいものですが、速度超過、危険走行などのバイカーによる悪評で、バイクに乗っている人の事を、”そういう人”としてみられてしまう時がある悲しい現実。

安全運転で、快適なバイクライフを送りましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?