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煮詰める文章の香り

 なんだか眠れないので書いてみる。

 遅筆である。
 というか、やたら直して読んで寝かせて読んで直してまるまる削って組み直して復元させて一部戻して寝かせて直して…とか繰り返すので、完成させるまで時間がかかりすぎる。
 自分でも疲れる。
 前回のオルフェオンの記事書き始めて投稿するまで実は10日はかかってる。しかも気分が乗らないと書けないし集中できないと校正できないからまったく手を付けない日さえある。
 そこまでやってこれかよ、と情けなくなるので、なんとか人に見せられるものにと必死に追い込んでなんとか投稿した。もうあれ読みたくない。元のラフスケッチみたいな文章は一瞬でサラサラッと書いたんだぜ。煮詰めてこれかよ、とやっぱり情けなくなってくる。
 そうやって煮詰めるのには訳がある。

 最初にまずサラサラッと書き出してしまう文章は、とにかく頭の中に湧き水のように出てくるのでそれを急いで書き留める。これをざっとまとめて要点だけ書いておくとか言う事はできない。やってみても途中から湧き水が溢れて追いつかなくなるので結局つらつら書いてしまう。それが済むと書き終わったぞと安心してしまい、中途半端な状態のまま放置されるのがオチだ。そうならないためには、最初から「書くぞ」と決意した上でサラサラッとやらなければならない。
 実は中学生の頃からずっとエログロファンタジーな物語を作ってるんだけど(非公開)それも小説として煮詰めたものと、こういう殴り書きみたいなのと、古き良き2chのSSみたいなノリのとが混ざってる。一応話の全体構成はしっかりあって、そこから派生した話や、完した後の続編とかもあるんだけど、それを一つ一つちゃんと文章にするとか、もう絶対無理。やだもう。めっちゃ複雑な話だから気軽に手出せないんだよな。私の頭の中にはちゃんとストーリーあるからいいんだ人に見せないから。
 話を戻す。とにかく勢いで書き出したものはアイデアそのものであり文章としての完成度が低いので、改めて肉付けや校正をしないといけない。

 もっと問題なのは、その適当な文章には私の思い込みから来る「伝わらない言い回し」が非常に多い事である。失礼な物言いになってる事も多い。
 だもんで、冷めた目で読み返す必要があり、そのためにはどうしても時間がかかるというわけだ。
 しかも書き直した文章もちゃんとしてるかどうか、また寝かせてからチェックしないといけないので、書いて寝かせて読んで書いて…の繰り返しを延々しなければならない。一度も引っかかることなく読めるようになったらついに完成である。
 まるでカボチャとか芋とかの裏ごし作業みたいだ。やってもやっても繊維が引っかかって終わりゃしねぇ。

 煮詰める文章は果たしてカボチャの香りか。うーんいちごがいいな。あ、リンゴいっぱいもらってるんだ…アップルパイ作るんだった…。


 ちなみにこの文章は眠れないのでだらだら書いている一発書きです。怖いですね〜やだな〜こわいな〜

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