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大好きな声優さん②安井邦彦さん

いけないいけないと思いながら、またFGOに課金してしまった。

現在、FGOでは2100万ダウンロード記念キャンペーンを行っている。
その目玉のひとつが、『中華サーヴァントピックアップガチャ』である。
始皇帝(通称朕)や荊軻、武則天や呂布奉先に混じって、わたしの推しの一人がピックアップされている。

神槍・李書文がその人だ。

一般的な知名度は低いだろうが、八極拳の開祖で、数々の武勇伝を打ち立てた人物として、オタクの間では名高い。
詳しくは、この『拳児』を参照して欲しい。

実のところ、わたしは史実の李書文先生には疎い。ならばなぜ書文先生に入れ込んでいるかというと、ひとえに声である。

書文先生役の安井邦彦さんは、それほど頻繁にアニメやゲームに出られているわけではない。最近ではよく美術館や博物館の音声ガイドの仕事をされている。

しかし、わたしを含めたアラフォー世代のオタクには、『八神庵の声』として鮮烈な記憶を残している。

「すぐ楽にしてやる」「俺が怖いのか?」
「そのまま死ね」「このままでは終わらんぞ!」

といった、物騒な台詞が特徴的なキャラクターだ。おそらく普通の人には怖い人として認識されている彼を、わたしはとてもキュートで可愛い人として見ている。

可愛いものを可愛いと思うことに、理屈はない。
ごつい人ほど可愛く見えてしまう病気のわたしを、わたしは好きだ。

同じ声帯からお声を発する李書文先生に、夢中にならないわけがなかった。
奇しくも書文先生も本気で人を害するステゴロの世界に生きている。
シネコロスと物騒な台詞を吐く書文先生のお声を聞いていると、若い頃の自分が報われた気持ちになる。書文先生、素敵。

実は、書文先生はご老人の姿としても実装されている。若い書文先生には欠けている落ち着きや威厳がありつつも、一対一の勝負で敵へと向ける殺気は健在で、ファンとしては嬉しくなる。
もちろんわたしはどちらも所有し、レベルとスキルレベルをカンストさせている。このお声が聞けるなら、いくら課金してもいい。

そんなわけで課金してしまった。課金と言ってもガチ勢と比べたら微々たるものだが、給付金が入ったから気が大きくなっている。よろしくない。

今回は宝具(超必殺技のようなもの)のレベルを4までしか上げられなかったが(マックスは5)、次の機会にはぜひともパーフェクト李書文を完成させたい。

声には魔力がある。たとえ姿は変わろうと、推しのことを思い出させ、ついうっかり課金したくなるほどに。

今後は石を無駄遣いせず、ファラオ・オジマンディアスのピックアップまでガチャを封印したい。
と言いつつきっと目の前の欲望に負けてガチャを回して、結果を目の当たりにして凹んで悲しむのだろうが。

いただいたサポートをガチャに費やすことはしません。自分の血肉にするよう約束いたします。