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米式の人間観察

私達が学ぶ、科学的管理法は、テイラーが創始者です。彼について

人間観察をしっかりしている

と言う評価があります。

確かに、彼は工場での作業者を、しっかり観察して、科学的な管理法を提案しました。

一方、テイラーの科学的管理法に対抗し、メイヨーらのホーソン研究では、人間のやる気や関係を重視しています。

しかしながら、このようなアメリカで行われた「人間観察」に、私は違和感を感じました。

その理由は

彼らの上から目線

への反発です。これを、もう少し言うと

理論的仮説に当てはめる人間観察

です。もう少し言えば

決まった機能を実行する人材

としての研究です。人間要素を重視するホーソン研究ですら

動機付けに対する反応
選ばれた人間という意識での行動

という、理想化したモデルを通じて、人間を見ています。

しかしながら、私達が人間観察と言うときは

生きた人間としてみる

方向で考えます。そこでは

仕事の機能実現と
個人としての生活

を見てしまいます。これは、仕事の管理においても

個人の事情への配慮
ができている
日本的管理

となります。

この違いを、意識して

アメリカ流の管理を学ぶ

必要があります。


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