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教科書の二つの読み方

教科書の読み方は、大きく分けて以下の二方向があります。

  • その理論を体系的に把握する

  • その理論を造りだした過程を理解する

例えば、電磁気学を学ぶときに

  • ドイツ式はマックスウエルの方程式から教えて多くの問題を解かせる

  • イギリス式は静電力から始めてマックスウエルの方程式に至る

と言う風に、根本原理からの展開を主に学ぶか、根本原理へ向かう道筋を学ぶと言う、二つの道があります。理論を体系的に学ぶと

  • 根本原理から学ぶと見通しがよくなる利点

  • 与えられた理論を丸呑みし理解が薄い空論になる危険性

があります。一方、理論の生まれ方を学ぶと

  • 一歩づつ納得しながら理解する利点

  • 全体的な見通しができない危険性

があります。

さて、ここでこのような教科書を読んだとき、どのような力を得るでしょうか?

勉強したら知識が身につく
それだけ!

という人もいるでしょう。しかし

知識を生かすためのゴールはもっと先

にあります。私の考えるゴールは

  • 体系だった知識を学び人に説明できるようになる

  • 理論の成立過程を見てマックスウェルの心境になる

というレベルです。例えば

  • 電磁気学の体系的知識を自分で整理し講義する

  • 回路のトラブルを解析説明する

が知識の成果です。一方

  • 自然界の法則発見

を行った、マックスウエルの心境になれば、いろいろな自然法則を見出す知恵が目覚めるでしょう。

特に、理系の教科書においても

先人の心に寄り添い読む

力は、必要だと思います。

#教科書 #体系だった知識 #発見者の境地


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