国産み神話が示す知恵
私達は、自分の心の中に、色々な体験を押し込めています。しかしながら、その体験の多くは
混沌とした状況で不明確
になっています。これは
直接使えない
状態ですが、悪さもしません。
もし、こうした昔の体験が
全て明確に記憶され思い出せる
状況なら
悪いモノもそのまま再現
となります。いじめなどの体験がそのまま残ると
怨みの感情が激しく
起こります。
そうした、危険性の安全弁として
細部を忘れた混沌状態
に多くの記憶は眠っています。これを
無意識は宝庫
と言ってかき混ぜたり
コンプレックスの原因がわかれば解決
などと不用意に引き出す危険性を、意識すべきです。
さて、こうした混沌から、形ある物の引き出しは、日本神話の伊邪那岐命・伊邪那美命が
天沼矛でかき混ぜて
矛から滴り落ちたものが積もって島
が一つのパタンではないかと思います。しかし、ここで大事なことは
神から与えられた矛を使う
点です。混沌からの引き出しには
善いモノを道具とする
こうした知恵を伝えていると思います。
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