見出し画像

西洋文明は正解押し付け

今までに、我が国にはびこる

正解主義

について、何度か書いてきました。
「正解」に縛られる人に|鈴木良実 (note.com)
「正解」社会の歴史的必然|鈴木良実 (note.com)

しかし、この問題をもう少し考えると

西洋文明と日本文明の違い

が根底にあるように思います。つまり、今までの議論は

明治以降の政策としての正解主義

の影響を考えました。しかしよく考えると

西洋文明の支配構造としての正解主義

があるのではと思いました。つまり

キリスト教の最後の審判
による善悪判定

が根底にある文明です。こうした

神の定める絶対的な正解

が存在するのが西洋文明です。これは

支配者にとっても都合の良い

状況です。一例をあげれば、傭兵を使った時でも

神の前で契約する

とそれは破れません。つまり、裏切りの危険性が無くなるのです。

こうした発想は

欲望を正しく昇華

というような指導にも出ています。

一方、日本文明には、大乗仏教の教えもあり

欲が世間を調える

という発想もあります。憎悪なども、そのまま肯定し受け入れて、そこからさらに仏の救いを見る。この発想は

正解に押し込む指導

より優れていると思います。

例えば、死刑反対論者の一部には

被害者側の復讐権を
頭から否定

する人もいます。しかし、本来

自然な感情としての復讐心は存在
それを受け入れて
法律での裁きに復讐権を返す

というような、人の心に寄り添ったうえでの議論が必要だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?