171227_エリーに名前が

全国紙に”すず辰”の名が!

青果仲卸マンガ”八百森のエリー”を発見し、大興奮の八百屋。思わず、作者にネタを提供。

送ったネタは、「なぜ北海道産の越冬ジャガイモは本州ではおいしくない
のか?」という話。

北海道産のジャガイモは、越冬中、零下ギリギリの温度(0~3度)に保管されるため、細胞中のでんぷんを糖化させ、糖分濃度を高めることで凍結しないように変化します。結果、年明けの2~3月あたりのイモは甘みが増し、おいしくなります。しかし、これを「常温」に戻すと、凍る心配のなくなったイモは、糖度が落ちてしまい、本州では北海道のようなおいしさを体感できないんです。

北海道の農協組織であるホクレンさんでは、4~6月に最新鋭の冷蔵庫で貯蔵したジャガイモを『よくねたいも』という商品名で出荷し、テレビCMを打ちますが、せっかく甘くなったジャガイモもこの時期本州は北海道よりも5度以上温度が高く暖かいため、糖度が下りおいしくないという悲しい結果になっていたりします。(詳しくは以下)

執筆中のマンガの世界がちょうど春の季節だったため、すぐに元ネタとして使用したいと作者の仔鹿さんからご返事が。実際マンガ化に当り、ネタ提供者として、北海道ジャガイモの旬の時期の確認や、越冬ジャガイモの糖化のしくみを分析した論文(遠藤ら2015)の解説などをメールでやり取り。

この間、作者の仔鹿さんだけでなく、担当編集者さんからのツッコミや、現役の仲卸であるタカシさん(仔鹿さんのダンナさん)の意見を総合しつつ、具体的な話の構成ができていいきました。

セリフの監修をすることで、下絵を確認する一コマも。マンガ制作の一端を担っていることにワクワクドキドキ。

そして、マンガ雑誌モーニングに「八百森のエリー””越冬じゃがいも編”」が3週にわたって掲載!

余白にネタ提供元として「すず辰」の名前とHPのURLが!!
全国紙に載るなんて、感無量です。

マンガ本編では第2巻に掲載されていますので、よかったらどうぞ。

八百森のエリーは4巻まで講談社から発行されています。
第1巻は電子書籍が最近発売)

#すず辰 #八百屋のちょっとまじめな話 #八百屋 #八百森のエリー #越冬じゃがいも


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