「違いの分かる」女と男

「ダバダ~バ ダッダバダ~ ダバダ~」で有名なネスカフェのCM。そのキャッチコピーが「違いのわかる男の、ネスカフェ ゴールドブレンド」です。

最近だと歌手のドリームズカムトゥルーが出ていますね。あれっ、てことは今は「違いがわかる人の」なんですね。(語呂的には「男の」の方が音感はいい気が)

と前置きが長くなりましたが、我が家にも「違いのわかる」女と男がおります。それは娘(5)と息子(2)。

枝豆でも、香りとコクのある新潟の茶豆だとバクバク食べ、比較用に買ってきた一般の枝豆だと見向きもしない。娘にいたっては「これわたしのすきなまめ?」と最初に確認してから食べるかどうか決める始末。

バナナ好きな息子は、やや熟しすぎた奄美大島の島バナナ(もっちりしてほどよい酸味に深い甘みが)を一度食べさせたのが運のつき、もっともっとと一度に5本たいらげる(その時の小売価格が1本100円!)。「おいしいのはわかるけど高いんだぞー」と父は叫びたい心境でした。

他にも、石川県の伝統野菜、いもの風味と甘みが抜群の五郎島金時(さつまいも)を焼いたら、芋好きな娘がバクバク。「このいも、またたべたい!」って。

そういえば、甘みの強い種子島の安納芋も大好きです。余りに小さすぎて販売しなかったちびの安納芋をスティック状にして、レンジでチンしたのちにバターでソテーしたものが大好きで、「あのバターのいもたべたい!」とよく言われます。

普段ミニトマトを食べない息子は、松本さんのミニトマトだと食べるってことも。

「違いがわかって」いるのです。

しかし、この2人。少々「おいしさ」への対応が違います。

息子はおいしいと、食べる量が増えるものの、スーパーで買ってきたものも食べます。ところが、娘の方は、枝豆がいい例で、「おいしくない(けしてまずいわけではない)」と感じると食べようとしないのです。

「味がわかる」のはいいのですが、これでは「味にうるさい」です。味への評価の仕方は、すべての物事への対し方に通じる気がします。食べ物への評価が厳しい人は、人への評価も厳しいとか。

娘よ、物事はもっとおおらかに受け止めようね、と思う父なのです。 (12/10/22記す)

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