パンドラの嫁の“カタログギフト”

皆さんおはようございます。

昨年の11月頃、私の会社からカタログギフトを貰いました。
私の会社では、例年年末に部署毎の親睦を深めるために食事代として1人1万円支給され、食事会を開催するような企画があったのですが、やはりこのコロナ禍で開催できないための代替案としておととしからカタログギフト（1万円相当）の支給に変わっていたのです。

で、おととしもそうだったのですが、私と嫁の意見が全く合いません。
さらに2人とも積極的に決めようとしないので、おととしは貰ってから3か月後に2人ともそんなに食べたくなかった冷凍ハンバーグを貰い、未だに冷凍庫に半分眠っている状態です。

そんな訳で、今回は早めに決めなければ・・・と思ってからの約3か月のお話です。

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■11月某日

すず太郎「またカタログギフト会社から貰ったよ」

嫁「そうなんだ。カタログギフトってなんかもらうと嬉しいよね♪」

すず太郎「（それはそうだけど、結局選ばないじゃん・・・）」

嫁「じゃあ明日見とくよ♪」

すず太郎「（私に選択権は無いのかい・・・）」

■後日

すず太郎「あ、そういえばカタログギフト見た？」

嫁「あ、見たよ。いっぱいあって選べないよね～。」

すず太郎「それで前回決まらずに大変だったからさ～。今回は何でもいいからチチコの好きなものにしていいよ。」

嫁「え？いいの？やった～やった～！！」

すず太郎「（っていつも選ばせてるのに決めないじゃん・・・）」

■さらに数日後

すず太郎「あ、そういえばカタログギフト・・・」

嫁「うん、今回は候補のページを折ってあるよ。え～っとね～、電動ハブラシか、この本棚か、あと体重計かな。」

すず太郎「お、体重計いいじゃん」

嫁「だよね～。でも最後の一押しがなかなか無くてさ～。」

すず太郎「（なんだ？最後の一押しって）」

■そこから進展無く、1月中旬

すず太郎「あ！！そういえばカタログギフト！！」

嫁「あ！！忘れてた！！明日見とくよ！！」

すず太郎「（また見るんかい・・・）」

■1月下旬

嫁「ねえパパ～、今日（娘の）髪乾かしてたらさ～、ドライヤー壊れちゃって昔の小さいの使ったんだよ。（娘の毛量が多いので）全然乾かなくてさ～。」

すず太郎「あ、それ！！カタログギフトでドライヤー頼めばいいじゃん！！」

嫁「そうだね！！明日見とくよ！！」

すず太郎「（今決めないんかい・・・）」

■翌日

すず太郎「ドライヤー頼んだ？」

嫁「あ、それがね・・・」

すず太郎「何？」

嫁「カタログギフトに載ってるドライヤーなんだけどさ～。ネットで調べたら全部（1万円より）安いんだよね。なんかもったいない気がしてさ～。でね、これどうかな？」

すず太郎「何？」

嫁「がまぐち」

すず太郎「はぁ？そうやって意味分からんものに結局なっていって時間ばっかりかけてさ～。がまぐち使うなら良いけど結局使わないじゃん！！ドライヤーどこいった！！」

嫁「でもさ～・・・」

すず太郎「じゃあいいよ。がまぐち使うなら頼めばいいじゃん！！でも明日までに決めなかったらカタログギフトはこっちで決めるから、もうチチコには決めさせない！！」

と言ってその日を終えました。
私は怒り心頭です。

■翌日

嫁「あ、パパ♪　カタログギフト頼んだよ。」

すず太郎「はぁ？今日私が頼もうと思ってたのに。」

嫁「ニヒヒ。もう頼んじゃったもんね♪」

すず太郎「で、何頼んだの？」

嫁「ドライヤー」

がまぐちどこ行ったよ・・・。

おわり