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すず太郎“元モデル”肩書き獲得編:第2話「面接」編

皆さんおはようございます。

前回の記事はこちら

すず太郎が「元モデル」の肩書きを獲得する為にいよいよ始動します。

まず新聞の折込広告に出てたモデル事務所に電話します。


20年以上前のことなのではっきり覚えてはいませんが、

「履歴書は当日書いていただきますので、写真だけお持ち下さい」

という感じだったと思います。


ふむふむ、そういうシステムもあるんだな・・・と特に疑うことも無く、向かった先は

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原宿!!


そうです、若者の聖地なのか、少し前は外国人観光客の定番スポットなのかよく分からない場所ですが、当時は私も若者でしたので多少テンション上がった状態でモデル事務所に向かいます。


マンションの1階みたいな場所に事務所はあり、怪しみだしたらキリが無いはずなのに(金巻き上げられるとか、海外に売られるとか、AVに出演させられるとか)、何の疑いも無く事務所に入ります。





すず太郎「すいません、面接に来たすず太郎と申します」

担当女性「はい、お待ちしておりました。ではこちらの書類に記入いただきながらお待ち下さい。」


と、簡易的な履歴書風用紙を渡され、担当の方は席を外します。


その後書類をほぼ書き終えたタイミングで、再度担当の方が現れ、何やら手元には書類の束が。



『ではこれから説明させていただきます。

まずお仕事の紹介の流れから…』



既に受かってるじゃん‼︎


後で気付きましたが、まあ大半のエキストラを抱えてる事務所は登録者が多い方が儲かりますからね。

という事で、とんでもなくヤバい奴以外は全員合格です。



【結論】

私は原宿に着いて約1時間でモデルの肩書きを手に入れました!!




めでたしめでたし…








ではつまらない‼︎



やっぱり仕事をした実績を残さないと元モデルは名乗れませんよね。

という事で担当の方の説明を聞きます。



まず仕事を受けるまでの流れは

①今日が仮登録

②(事務所の下が撮影スタジオなので)そこで宣材写真の撮影

③仕事が入ったら事務所から連絡が来る。折り返し専用ダイヤルに掛けて詳細を聞き、仕事がしたいと思ったら登録。

④選ばれた場合のみ、集合場所と時間が事務所から再度連絡が来る


みたいな感じです。

ふむふむ、なるほどなるほど。

じゃあ登録してもらったって事は、写真撮影⁉︎


おぉ、何だかモデルっぽい‼︎


という事なので『お肌の調子を確かめた方がいいかな?』なんて考えてたら担当の方が


『では撮影日はいつにしましょうか?』

と満面の笑みを浮かべてくるじゃないですか‼︎



今日じゃないんかい!!


私は正直面倒臭がりの塊ですので、一度に全部出来ないと嫌な性分です。


もうやめようかな・・・


・・・・・


・・・・・・・


・・・・・・・・・




後日

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ハラジュク!!

フジヤマ!!ゲイシャ!!


もう一度来ましたよ。

も~、しょうがないなぁ。

正直気持ちはだいぶ面倒くさい方向に進んじゃいましたから、やる気は前回に比べて半分以下です。


あ~、モデルやりたいなんて思うんじゃなかった・・・




ということで次回は撮影編です。お楽しみに。




つづく




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