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試合に勝つことを目標にするのではなく、自分たちのベストを尽くすことに集中する

今日の練習試合も多くの保護者の方が体育館に足を運んでくださり、ありがとうございました。


体育館は本当に暑かった・・・。


ですが、選手たちは今日もよく頑張ってくれていました。


今のRKNNを見ていると、頑張ることが当たり前になりつつあるように感じます。


これまでは

「なんでもっと頑張らへんのや?!」


と思うこともありましたが、ここ最近は頑張ってほしい部分を伝えると意識をして取り組もうという姿がすこーしだけ出てきています。(すこーしね。笑)



ですが、まだまだ足りません。



今日の試合で言えば、先週に強度の高いチームとのゲームを経験できただけあって良い意味で余裕を持ったゲームができました。



ただ、当然ですが今日のゲームを勝つために日々練習をしている訳ではありません。



今できるベストを尽くして、できる限り最高の状態で夏季大会を迎えることが目標です。



だから僕は、例え点差が開こうが相手チームの状況がどうであれ自分たちのベストを尽くすことにだけ意識を向けさせます。



点差が開いたからといって手を抜いたり、自分たちのベストを尽くさないのは相手チームにも失礼ですし



何よりもバスケットボールに失礼です。


今日のゲームもいくつか点差が開いたゲームがありました。


その時に、僕は点差が開いたり勝っているからといって強度を下げたり相手に簡単にプレーをさせるようなことを許しません。



コートの上では「頑張る姿」が当然です。(手を抜く、気を抜くことはあり得ない)



自分たちの目指すべき先の目標をしっかりと見据えて、日々練習や試合に取り組み、自分のベストを更新し続けられるようにしてもらいたいです。



そしてこれは、プレーを頑張るだけではなくてチームを作ることに関しても同じです。


仲間に声をかける、困っていたら助ける、周囲の状況をよく見て気を配る、自分の思いを伝えるなどなど


プレー以外の部分での何気ないコミュニケーションを取る場面を意図的に作っていかなければいけません。



チームを作るというのはコーチが頑張っていれば良いチームができるのではありません。


やっぱりチームの主役である選手同士が「チームを良くしていくために」受け身ではなく自ら行動することが必要です。



今はまだコーチに言われて行動することが多く、自発的に行動する姿はみられません。




ただ、下級生の中には気を利かせて自分の感情ではなくチームや他の人のために行動できる選手が何名かいます。



そしてこれが不思議なことに、他の人のために行動できる選手はRKNNの場合あまり身体的な能力が高くないにも関わらずゲームの中で存在感を発揮するようになってきています。



逆に能力が高くても、自分で考えて行動したり周囲の人を助けることに意識を向けることができない選手は今、伸び悩んでいます。



バスケットボールは個人の成長は必要不可欠ですが、チームという単位で考えた時にはやっぱり自分以外の選手といかに協力して行動できるかが大切になります。



かつてアメリカのUCLA大学という名門チームを率いて、「20世期最高の指導者」と言われたジョン・ウッデンは選手とチームを成功に導くための指針として

「成功のピラミッド」


の中で示しています。



図にもあるように、この成功のピラミッドの土台にくるのが


「勤勉」
「友情」
「忠誠心」
「協調性」
「情熱」


です。


友情や協調性がなければ当然良いチームを作ることはできませんし、


チームに対して、また先輩や保護者など恩義を感じる人のためにも頑張ろうという気持ちがなくては自分1人だけで頑張り続けることはできません。




そして、ジョン・ウッデンはこの中でも「コーナーストーン(角石)」と呼ばれる部分が特に重要だといっています。



つまり1番下の段でいうところの「勤勉」と「情熱」ですね。


僕はこれらの要素は、元々その人が持っている素質ではなく、自分で作り上げることができるコトだと思っています。


まだまだ成長する可能性しかないRKNNです。


明日、チームとしての練習や試合がない1日だからこそ自分の成長のために時間とエネルギーを割いて過ごしてほしいですね。



ジョン・ウッデンを例に出したので最後にもう1つ。


ジョン・ウッデンの言葉で締めくくりたいと思います。


「努力が報われる?いや、正しい努力が報われるんだ」



バスケットボールを通して「最高の自分」になれるよう、今この瞬間を一生懸命過ごしてください。


また来週からも頑張りましょう!!

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