イージーシュートはそのチームの強さのバロメーター
こんにちは。
昨日はお隣の学校と2チームで練習試合を行いました。
3学年そろって練習試合を行い、全員のプレーの様子を観察することができたのでとても有意義な1日となりました。
ちなみに余談ですが、昨日ゲームを行った中学校は僕が運営・指導しているバスケットボールスクールに来てくれているメンバーもたくさんいました!
なので僕としてはいつも以上に楽しむことのできた練習試合でした!!
部活動だけでなく、別の場所で関わっている選手が活躍する姿を見るのも非常に良い楽しみになります!
昨日の練習試合を踏まえて、次の練習の時にはまたメニューを考えていきたいと思います。
試合を通して感じたことは最後の集合の時に選手に伝えましたが、大切なことなので改めて文字に起こして伝えておこうと思います。
昨日のゲームで言えば、最初のゲームは相手チームの勢いに押されて点差を開けることができず
また、最後のゲームでは相手チームが対策としてDFに意識を集中させてきたのでなかなか点数が伸びずにいました。
ただゲーム全般で言えば
「DFの戻りを早くすること」
と
「リバウンドにしつこく絡みにいくこと」を
全員が意識をして取り組むことができたので、良かったのではないかと思います。
ここは1つ収穫だったので、引き続き大切にして取り組んで欲しいところです。
この2つを徹底して取り組むだけで相手チームはゲームが進むごとにだんだんとプレーに集中を欠いていき、粘り強さが無くなっていきました。
ただ、そうした中であまりにも「イージーシュート」を落とし過ぎていました・・・。
「イージーシュートはそのチームの強さのバロメーター」
と僕が高校生の時のコーチがよく言っていましたが、本当にその通りだと思います。
弱いチームというのは「これは決まりそうだ!」というシュートを簡単に落とします。
シュートを「打って」ばかりで決めきることに対しての意識が弱いです。
強いチームはフリーで打つシュートを簡単に落とすようなことはしません。
普段の練習から1本1本のシュートを「決める」練習を徹底して行っています。
昨日のゲームでもシュートを打っていた本数は圧倒的に僕たちのチームの方が多かったにも関わらず、点差はそれほど開きませんでした。
これが今のチームの現状です。
点数が拮抗して接戦になればなるほど、試合後に「あの時のシュートを決めておけば良かった」という言葉をよく耳にします。
そうならないようにするためにも、普段から1本1本のシュートを決めきることを当たり前にする必要があるのではないでしょうか。
たかが1本と考えるのか、それとも1本のシュートに対してチーム全体でこだわるのか、そのチームの意識が問われます。
また「リバウンド」に関しては僕自身もゲーム中に何度も言っていたこともあり、昨日の相手に対してはよく絡んで飛び込んでいくことができていたと思います。
ですが、先ほどKコーチが編集してくれた動画を一通り見返していたら
「やっぱりまだまだ甘いなぁ・・・。」
という印象です。
例えば、昨年のバスケ女子日本代表が東京オリンピックで銀メダルを取った際のテクニカルレポートというのを読んでいてもリバウンドの大切さというのがよく分かります。
http://www.japanbasketball.jp/wp-content/uploads/Technical-Report_WOMEN_0523.pdf
特にDefense Reboundに関しては徹底してチーム全員が身体を張って取り組んでいる様子が試合の映像からもよく分かります。
またレポートの中にはこう書かれています。
「一般的に DR の強化を考えるとき、多くのチームがボックスアウトやリバウンドの人数を 増やすことを強調する。
しかし、ホーバス HC はただボックスアウトをするだけでなく、全員に、より早くコンタクトするボックスアウトを求めた。
また、ビッグマンが強いボックスアウトで相手ビッグマンの動きを制限し、実際に DR を とるのは周りのスモールプレーヤーとすることも行った。」
大きい選手やゴール下付近にいる選手は必然的にリバウンドに絡む機会が多くなりますが、小さな選手も積極的にリバウンドに飛び込んで行ったりこぼれたボールに飛び込んだりすることがとても大切です。
こちらに関しては普段の練習から強く意識をして取り組んでいかなければ、習慣として身につけることはできません。
なので意識をするだけでなく「徹底する」ことを意識して練習の中でチーム全体で取り組んで欲しいと思います。
来週からはテスト週間に入り、約1週間練習ができません。
ですが、昨日連絡をした通りテスト明けすぐに練習試合に行く予定をしています。
テストが明ければ、夏季大会まで土日は8日間しかありません。
その中で「徹底する力」を身につけて夏季大会に臨んで欲しいと思います。
少しずつではありますが、チームは良い方向に向かっています。
でも、まだまだできる!!
これからの成長をますます楽しみにしています!!!!
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