自己分析が苦手で、目標立てるのが苦手なぼくは、中空構造でできている。

自分を深掘りするのって、みんなどうやってる?

ぼくは自己分析が苦手で、自分ひとりではできない。かといって誰かにガシガシ掘られるのも苦手。

妻に協力してもらって何年か掛かってようやく過去と今の自分が繋がりだしたところ。

自分の深掘りは、過去を振り返るためだけにやるんじゃなくて、未来に何をするかのためにも必要で、昨晩、「自分が見てみたいの自分自身の変化」について話す機会があった。

変化ってなんだろう。

こういう話題ってだいたい「成長」という言葉を使うことが多い気がする。どう成長したいか、というのも答えにくいけど、どう変化したいかはめちゃくちゃ難しい問いだった。

「変化」ってなんだろうね、という話になりつつも、一緒に話していたメンバーはみんなが「見てみたい自分自身の変化」をスラッと言った(ようにみえた)。

ぼくは「わかりません」と答えることしかできなかった。

コンサルティングをしているメンバーは、変化とは「ありたい目標とその手段だ」と言い換えてくれた。

なるほど、こうありたい目標か。じゃぁなおさら「わかりません」

3年後、5年後、自分がどうなっていたいかを考えるのがめちゃくちゃ苦手。苦手というか、できない。就職試験で聞かれてもわからないと答えてきた。

コンサルタントの仕事では、目標がなく進めることはすごくストレスらしい。でも、ぼくは今を生きるので精一杯で、3年後、5年後をイメージすることのほうがストレス。

何人かの「見てみたい自分自身の変化」を聞くことで、比較ができて、自分のことがわかってきたような気がした。ありがたい時間。

「ぼくは興味の対象はどんどん変わっているけど、自分自身がどう変化したいかというのがよくわからかった」と妻さんに話した。

「自分自身に変わる必要性を感じていないんじゃない? 興味の対象に自分の内面がないでしょ」と妻さんが言った。

すごくしっくりきた。お尻が上がるようなゾワっとする感じ。

妻に自己分析を手伝ってもらうようになって数年、「ぼくは他人に興味がない」ということがわかった。その人が何をやっているか、どんな物を作っているかにはすごく興味があるけど、その人自身に興味をもてず、深掘りできない。

インタビューの仕事もしたけど、人の内面を探れたことは一度もない。

興味がないのは、他人の内面だけじゃなかった。自分の内面も興味がなかったようだ。

年齢を重ねるにつれて、少しずつ自分の内面と向き合っていこうとしている自分がいる。本を読むようになったのも、自分の言葉で自分のことを語れるようになりたいからなのかもしれない。

あ、「変化」は「成長」と置き換えられると思っていたけど、実はそうじゃないことが昨晩わかった。変化には進化も退化も含まれている。自分の変化は、必ずしも成長ばかりじゃないってこと。自分の中の尖ったところを鈍らせるのも変化。そう思ったら少しだけラクになった。

このことを同僚に伝えたら、「中空構造」だと言った。初めて聞いた日本語。詳しいことはこの本に書いてあるらしい。

自分のことがわからないぼくは中空構造でできているようだ。

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