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なにのんびりやってるの?な資料からにじみ出るお怒り

北海道はきらいじゃないけど、沖縄のほうが好きな自分です。でも、カーリングのお姉さんたちにはいやされます。「いいっしょ!」「こっちのほうがいいんでないか?」みたいな。こんばんわ。

さて、札幌あたりのドカ雪でいろいろと大変だったみなさま、お疲れさまでした。「公共の交通機関は責務を果たせよ」みたいな知事とか、「想定外を強調するな」と上から目線の新聞とか、いろいろなところに(普段から)いじめられて大変だったんだなあと思います、JR北海道さん。

他のJRに比べて運賃はちょっと高いだけで、お客さんは(人口密度が低い分)圧倒的に少ないし、(雪対応とかで)コストはたくさんかかるし、そんな(いちおう)民間企業に、一晩で60cm積もるようなめったにない雪に備えさせるなんてそんな余裕は金銭的にもないはずで、無茶だと思うのですが、えらい人とかマスコミは気楽でいいなあと思いました。

そんなJR北海道さんの魂の叫びというかお怒りが込められた資料がこちら、なのでありましょうか。

「なにのんびりやってるの?」

こんな表現のお客様からの声が、大きな会社の出す資料に載ることはあまりないわけで、意図があって載せた(載せたくもなる)ような状況だと思います。

お客さん(とも呼ぶにはどうかと思う半ばクレーマーのような筋)からもらった、この表現をそのまま資料で発表するあたりに、JR北海道さんの強いお怒りを感じます。「なまら雪が降って、わや」「のんびりなんてやってねーよ、つまらん苦情よこすな」的な。

JR北海道さんには、個人的にはいろいろとやらかされたことがあったり、ちょっとひどいんでないのと思うことはたくさんあるのですが、昨今のいじめられっぷりはちょっとさすがにと思うわけです。

一般人のクレーマーみたいな筋はともかくとして、政治家とかマスコミって、バランスとか良識とか子供のお小遣い帳レベルの金銭感覚とかもないんでしょうか。「経費がたくさんかかる」「お客さんが少ない」「道路の整備が進んで鉄道に乗る人が減っている」ところに「自助努力でなんとかしろ」「公共交通機関の責務」みたいな、なにそれ、竹槍でB29を撃ち落とすような話、みたいな感じです。

立場と責任のある方々におかれましては、無理なものは無理でしょときちんと示すとか、これは仕方ないでしょと理解を求めるとかで、世の中をよくするほうに回ってほしいです。

・・・、選挙のある知事はともかく、上から目線の新聞はそう簡単には変わらないか・・・。しょぼん。

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