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新型コロナ時代を生き抜くのは文化の変化に適応する事

 50年後の教科書には『新型コロナ時代』と載るんじゃないだろうか?それぐらい今の状況って危ないんだと思うんですよ。ペストでヨーロッパの人口の半分が亡くなった。ウイルスの蔓延は人間がコントロールできるとは思えない。

 インターネットビジネスをやっている方々の間で叫ばれているのは『アフターコロナはこうやって稼ぐ』です。でもさ・・・まだ早いんじゃない?個人的な意見ですが、1~3年は新型コロナは収束しないでしょう?1年は既存の薬品の適用外服用で対応する。次の1年で国民のほとんどがコロナ陽性で抗体が出来る。次の1年で何とか薬が出来て、超法規的に認可が下りる。これぐらいロングスパンで考えなきゃいけないんじゃないかなと思います。

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 それでも人間は生きていかなければいけませんし、企業も生き残らなければいけません。強いものが生き残るのでしょうか?違いますよね?進化論を説いたダーウィンは『最も強いものでも、最も知的なものでもない。生き残る種とは、変化に最もよく適応したものである。』と言っています。今は人類が進化をする時なのかもしれません。

 生き残るために必要なのは、仕事であり、お金です。コロナ不況って言われ始めていますが、世の中が浮かれるような状態じゃないんですよ。これはもう文化が変わる時なんじゃないかなとさえ思っています。

 ちょっと前から自動車が売れなくなりましたよね?僕が免許を取ったころは、何でもいいから車を手に入れて、自分の車を持つことが当たり前でした。僕も友達のお父さんから1万円でルーチェレガートを手に入れました。

 良い悪いじゃなくて、車を持つのが若者の文化だったんです。だから車を持つことにステータスを感じました。今はどうでしょうか?車を持つことに重きを置いていないのが文化です。今の若者に車を売るのは難しいでしょう?車を所有するという文化がありません。でも、企業としては自動車を若者にも売りたい。

 昔はこんなCMがありました

 車を売るんじゃなくて、車に乗れたら何が起きるか?ということにフォーカスしているCMですよね?人間は物にお金を払うのではなくて、手に入れたらどんな感情になるか?その感情に対してお金を払っているんです。

 文化とは、まさに感情です。人が何をどう考え、どう感じるか?それこどが消費行動につながると僕は思います。若者に自動車を売りたかったら、乗ることの意味を与えるのも大切ですが、それ以上に『車を持ったらどんな未来が待っているか?』『車があったらどんな気持ちになれるか?』を提案するのが正しい売り方だと思います。

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 それでも、今の若者は車を買いません。と言うか、買えません。何故ならば、僕らの時代とお金の使い方が全く違うからです。ネットに使うお金が多くなって車までお金が回らないんです。それにサブスクリプションという文化が広がって『持たなくても使えれば良い』という考え方が浸透しています。決して悪いことではありませんし、時代は流れるのです。

 では、どうすればいいのか?所有をさせるのではなくて、車に乗ったらどんな感情を持てるのかを教えるのが良いと思います。それが新しい文化を創り出すことです。

 アフターコロナを語るより『ウィズコロナ』をどう生き残るか?それこそダーウィンが言った「もっとも適応したものが生き残る」のではないだろうかと僕は思います。


#新型コロナ #ウィズコロナ

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