贅沢な時間

生まれて初めて、
アフタヌーンティーをいただきました。
とってもラグジュアリーな
午後のひととき。

目の前には、
桜島と錦江湾。
行き交うフェリー。
風を切って走るウィンドサーフィン。

座り心地の良い椅子と
気が置けない友人とのおしゃべり。
ああ、どこにも行けなかった
休日の不満が、紅茶に溶けていく。

　　私、セミの鳴き声を聞き分けられるの。
　　今朝はクマゼミが鳴いていたわ。　　
　　しかもその声は「レ」の音だったのよ。
　　すごいと思わない？

仕事のことを忘れて、
こんなどうでもいいことを
話すなんて、本当に贅沢。

お菓子についていたすみれの花を
食べるべきかどうか、相当悩んだあげく
残したけど、
やっぱり、あれは食べられたと思う。
食べてみればよかったな。

そんなことを思いながら
お菓子の絵を描くこの時間も
相当贅沢な時間。