超結社句会で問題点の指摘を受ける

 残念ながら、以下のケースは、作者が「伸びない」パターン(=俳句で同じ間違いを繰り返す)である。

1:素直に自らの勉強不足や間違いをみとめず、師系や結社の違いに、責任転嫁する。

2:問題点の改善・句の推敲を行うための努力を主体的にしない(ただ一方的に問題点の指摘を受けるだけ)。

3:超結社句会で問題点の指摘を受けることを避けて、選句基準が低い句会や結社の仲間内だけの句会、句の傾向が似ている者同士の句会に安住する(残念ながら、かえって句が下手になる)。

「俳句の基本が分かったら、類想句や月並句の海に溺れないためにも、超結社句会で他結社のベテランの方の意見も聞いた方がよい。そうしないと俳句は上達しない」と私は句友に助言している(私の実体験に基づく意見である)。
 このことが分からず、「同じ結社の仲間内だけ、同年代だけ」のお話会に近い句会にいくら参加したところで、一向に俳句は上達しないのである。逆説的に聞こえるかもしれないが、「句会は同じ結社の仲間内だけでするものではない」のである。

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