吟行は観光でもお話会でもない

 当たり前のことをあえて書くが、俳句を詠むための吟行は、観光でもお話会でもない。だから私は以下のようなことを決めている

1:ツアー型(団体旅行型)の吟行には行かない→お金がかかる、観光がメインになりがち。

2:寺社仏閣や名所旧跡はなるべく避ける→類想句ができやすいため。

3:吟行中に主宰や知り合いと頻繁に話さない→集中できない、句ができないため。

4:名物を食べたり、名所での写真撮影は殆どしない→俳句がおろそかになる。

 いきなり駅から親しい知り合いとバスに乗って吟行し始めた知人がいるが、この方法では、観光やお話会になるのが必定であろう。
 
 吟行中に30句詠んで「厳選」して5句出すのと、10句しか詠めず5句出すのでは、句の質が異なることは言うまでもない(吟行か観光か、中途半端なことをしたところで、30句も詠めるわけもなく)。

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