田島和生「選後に」(「晨 令和五年九月号」より)

  (前略)「ねんりんぴっくえひめ2023」にちなみ、俳句交流大会(事務局・松山市)の応募句の選を頼まれました。(中略)
  作品のほとんどは、季語と十七音の定型による伝統的俳句である。ただ、高齢者の作品は従来指摘されるように、詩情よりも自分自身の感慨に終始したようなのが多く、没にせざるを得なかった。
  たとえば、
  古稀を過ぎ健やかにして雑煮かな
  老いることは生きてゆくこと城の春
(後略)

  

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