結社で俳句を学ぶ人たちは、地方で増えているか

 私のように「結社に出句だけ」して、学ぶ方は一定数いるかもしれない。

 ただ、「皆勤賞」を前提とした結社の句会には、現役世代はほぼ行けない。年功序列や結社貢献度などを考慮した選句、結社内の序列(主宰・同人・会員)、句会や編集でのボランティアなど、時間に余裕がある年配者向けの仕組みや活動が顕著なため、現役世代の入会は、ほとんど見込めないと思う。(他結社や他の勉強手段の掛け持ちができないなら、なおさら入会は見込めないだろう)。

 香川に編集部を置く結社を知っているが、ここ10年で会員数が約半分になっているようだ。(会員の年齢からして、あと10年も持たないと思う)。

 昔は、大学と同じぐらいの数の結社が全国にあったようだが、会員の高齢化・編集部員の不足などにより、ゆっくりと自然消滅という成り行きが十分に予想できる(その前兆は地方からすでに始まっている)。

 

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