どれぐらいの人が句会を継続するのか?

 初学者向けの句会(実費のみ:郵便出句のみ可:特定の結社に所属必要なし)では、1年以内に辞める方は半数ぐらい。3年以内に辞める方は、残った半数のさらに半数ぐらいである(つまるところ、「石の上に三年」も満たない方が大方なのである)。
(※中級者以上向けの句会は、句歴が長い方を対象としているため、もっと定着率は高い)。

 句会を5年以上継続して、大きな賞を受賞したり、句集を出版したりする方は、10人中1~2人である。「郵便出句のみ可、しかも実費しか集めていない句会を継続できなければ、選句が甘い他の句会に移動したところで、継続できる見込みはあまりないだろうな」と私は思う(だいたい有季定型俳句で、句の傾向も似たり寄ったりの句会ばかりだろうから)。

 客商売のカルチャー教室ではないため、会員集めのために、選句基準や指導基準を下げることは全くしていない。

 各会員の資質(俳句に向いているかどうか)、俳句を継続できるかどうか、句会以外でどの程度勉強しているか(一方的に選句・指導を受けるだけの者は、残念ながら、あまり上達は望めない)は、代表兼幹事の私が一番よく分かる。
 
 楽観的すぎるかもしれないが、「本当に俳句をしたい者だけ継続すればよい」と思う。そのような者は、人間関係やお金・時間などの諸問題を、自ら解決して、俳句を継続するにちがいない。



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