前編01:誹謗中傷の始まり

 2019年6月のある日、親戚から「ツイッターアカウントが晒され誹謗中傷された」と相談を受けました。私自身が、種々様々な問題解決に携わる仕事に就いていた為、親戚は私を頼ってきたのだと思います。
 親戚はB’zファンですが、同じB’zファンから「悪質ファン」「偽物ファン」「思いやりがない」「頭が悪い」「バカ」「非常識」「クソ」等とツイッター上でアカウントを晒されて中傷されました。しかしながら、その程度で「誹謗中傷」と被害を訴えるのは難しいでしょう。SNS上で「悪質ファン」「バカ」「クソ」等とされることで、リアル社会において実際に名誉や信用が毀損されたと立証するのは極めて困難ですし、「殺すぞ」等と明確な脅迫があった訳でもありません。SNSの互いに匿名である個人ユーザー同士の問題であり、公権力は取り合ってくれないのが現実ですし、その程度で弁護士に相談するのも費用対効果の面では適切と言えないでしょう。
 正直、私は「これはSNS上ではよくある事」「無視するのが一番」と思いました。ただ、可愛い親戚からの相談事です。とりあえずは詳細を調べてみようと思い、加害者のツイートを精査いたしました。

 以下(以降)、加害者(のツイッターアカウント)を「wash」と仮称します。


B'zファンによる誹謗中傷に関する記録記事:プロローグ
前編02


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