山小屋で珈琲を　#文学トリマー　#山岳カルマ　#毎週ショートショートノート　#ショートショート　#意味がわかると怖い話

早めに文学トリマーに綺麗に仕上げてもらいたいのに、最近隣に越してきた夫婦が五月蝿くて仕方ない。

旦那が働いていないとか、奥さんが夜の仕事だとか聞こえてくる。今日はDVだろうか悲鳴に近いものが聞こえたので、仕方なく実家から持ち帰ったゼリーを持って隣の部屋へ訪ねにいった。

夫婦が無愛想に謝ってきた。ゼリーを渡すとヘラヘラと旦那が笑顔を見せた。

執筆が終わったら、やりたい事がたくさんある。大好きな登山。山岳カルマの血が騒ぐ。数年前に相続した山。一部分が山岳になっているのが俺には魅力だ。早く登りたい。

もうすぐ夕暮れになる。静かになった隣の部屋。俺は部屋を出て原稿を投函してから自室のノートパソコン等をまとめて山へ向かう。

ぼうぼうと燃え上がる炎のような真っ赤な夕日にサイレンの音が重なる。なぐり書きの原稿は部屋に置いてきた。今頃灰になっているだろう。

文学トリマーの原稿の返信先は山小屋にしてある。返信が来るまで、自然を満喫しよう。

【410文字】

【暫定簡易版】【毎週ショートショートnote】お題発表！5/19｜たらはかに（田原にか）

※
フォロワーさんのアドバイス通り
燃やしておきました( ¯꒳¯ )b✧

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