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トイレットペーパーに翻弄させる人生

トイレットペーパーって、単価が低い割になくては困るものだし、東日本大震災や今回のコロナ禍でトイレットペーパーが店頭から姿を消す!なんてこともあったり、何かと話題になる(?)トイレットペーパー。

東日本大震災の時、まだ一人暮らしをしていて、実家も遠方、そして計画停電、 職場も家の近くで同じ時間帯で計画停電だったから、電気のある時に仕事に出勤して、電気が止まると帰宅する生活になったので、帰りは真っ暗&お店がやっていない。家族もいないので、代わりに食料や生活必需品を買ってきてくれる人もいない。

なんとかコンビニで買えた食料は、売れ残りの春雨ヌードルで、それで数日過ごす日々。自炊もしてなかったから、お米もないし、本当にひもじかった。

そして困ったのが、トイレットペーパー。世間でも品薄で、職場の人と持ち寄ったりして凌ぐ。これ以来、トイレットペーパーは必ず12ロール1袋を余分にストックする様になった。

東日本大震災から10年のニュースが流れ出す頃、トイレットペーパーのストックを見ながら、「あれから10年かぁ。ほんと一時期ご飯も買えなくて、辛かったな」そしてこの1袋余分にストックしておく生活も習慣になり「10年お世話になることもなく、平和に過ごせたんだなぁ。」としみじみ感じた。

そして話は、急展開だけど去年のある日。

私の中でトイレットペーパー革命が再び起こった。

職場に月に2回ほどヘルプで来てくれているパートさんに、仕事場の消耗品の買い出しをお願いしたら、『3倍ロールのトイレットペーパー』を買ってきたのである。そして、そのトイレットペーパーのロールの厚みのせいで、セットするとペーパーがキツくて回らない。

でもある程度使っていたら、スムーズに回り出し、このペーパーの利便性に気づいた。交換する頻度が劇的に減ったのだ。職場が女性ばかりだからか、大体トイレに入って3回に1回は使い切りのタイミングに当たってしまって、交換をしていたけど、それが数日無くなったのだ。

そこで、自宅のトイレにも採用してみた。

値段はちょっと高くなるけど、我が家の場合、使い終わったトイレットペーパーの芯を床におきわすれることが多く(ゴミ箱はトイレ内にない)、トイレに入ってそんな抜け殻のようなトイレットペーパーの芯を見るのが、ストレスだった。。。。ということに気づいた。

そして、子育て中ママによくある便利家電(食洗機とかお掃除ロボット)よりも、私にとっては、『3倍巻きトイレットペーパー』が堂々の1位で、子育て中に買ってよかった物に君臨するのである。

あと、トイレットペーパー付け替えるの、結構しんどいです。

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