飲食従事者だけど自粛生活が最高すぎて困ってる
今、コロナがマジヤバい。
疫病で国が傾くなんて、江戸時代までのことだとおもっていた。特に日本なんて衛生面に関しては世界トップレベルでしょ?中国で流行ったウイルス?コウモリ食ってたからでしょ?(偏見)と思っていた。
蓋を開けたら、みてよこのゴーストタウン。ついこないだまで賑わってた飲み屋街は、そこにいるだけで盗撮されてネット上で槍玉にあげられるような、歪な社会が出来上がるまで、3ヶ月とかからなかった。
そして、感染クラスター製造所として目の敵にされたいわゆる「夜の店」は、休業を余儀なくされたのであった…
ここまでは、なんとなく現状の飲み屋街を俯瞰して書いた。
で、結局そういう店で働いてた飲み屋の店員さんって、今どういう気持ち?っていうところ。
主観、もう主観も主観大主観なんですけど、小さな立ち飲み屋の雇われママの率直な意見は
自粛さいこ〜〜
これです。
そうよ。そんなこと言ってて店潰れたらマジで収入なくなるからね、でもやっぱ、休みっていいなって思った。
ちょっと箇条書きにしていこうと思う。
・体を休められる
立ち仕事メインの飲食は、2週に一回しか休みないのに1日12時間以上立ちっぱなしみたいな人が決して少なくない。そもそも、連休という概念が存在しない職場も多いので、今回1ヶ月まるまる休めたのは、神が与えたもうた安息日かとすら思う。足のむくみが解消され、足首の太さが3/4になった。
・普段手が回らなかった家事をスッとこなせる
時間に余裕が生まれたので、少し洗濯物が溜まるだけで「おっ、やっか」と思う。食器も然り。今まで仕事に費やしていたリソースを自分の住環境に向けられる充実感たるや。
・心と時間に余裕ができた結果、運動でもすっかア…というテンションになる
飲み屋の人間なんて、運動しない奴がほとんどである(偏見)。
そして仕事で12時間たちっぱだったことを思い出し、少しでも運動しなければという焦燥に駆られて散歩に出るのだ。
ただし、この焦燥は決して不快ではない。
なぜなら、この焦燥には「休日に散歩に行こうなんて…俺も、変わっちまったな」というナルチシズムがふくまれているから。
・テイクアウトメニューから、いろいろな店の営業基盤等々を知れる
シンプルに、今まで気になってたけど営業時間がかぶってていけなかった店のメニューを食べる機会がふえた(私は外食を控えてるのでテイクアウトのみ)。
テイクアウト商品をとりあつかう飲食店が増え、それぞれの値段設定や系列展開(全然関係なかったと思ってた店同士が共同でTO商品を売ってたりして「系列店だったんだ…と気づくなど」)衛生管理のあり方、いろんなものが垣間見える。
マイナス面からのアプローチだが、鶏肉を売りにしている店が鳥刺しのテイクアウトをしていて驚いた。正気か?何かあったとき、店側が例え「30分以内に食べてくださいと言いました」と主張してもそれは通らんぞ。いくら新鮮でも、食中毒まっしぐらだ。こういう地雷を避けるための情報も、たくさん飛び交っている。
あとなんか、たくさんあったと思うけど今日は一旦ここまで。
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