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情熱のジクレー

ここまで長かった...
ずっと出したかった初めてのジクレーが発売されます。私のジクレーを作りたい思いを受け止めてくださったYohji Yamamotoさん、阪急うめだ本店さん、心から感謝申し上げます。

「山本耀司先生の肖像・地平線」エディション10

耀司先生のお顔は、今までの御礼をお伝えしたい気持ちで描きました。NHKの番組内で耀司先生が若手の方々を眺めながら「(ああやって一緒に働く姿を眺めるのが)好き」という意図のことをおっしゃっていて。そうやってチームでものをつくる場所に私も参加させて頂いて、沢山の出会いと幸運を頂戴したことへの感謝の気持ち。10部限定なので、Yohji Yamamotoを愛している10人の方々に迎えて頂けることを信じています。絶対欲しい方はぜひ初日に買いに走ってください!

私も皆様の優しさを忘れない。それはYohji Yamamoto社の皆様の優しさでもあり、お客様の優しさでもある。

さて、もう1柄あります。こちらは自画像。

「私の中の私たち」エディション33

これいい作品だと思うんだけど、どうでしょう。Yohjiさんにこの図柄を提出したところ、服にプリントするのは顔をひとつに絞りたい、という耀司先生のリクエストを頂戴しまして。つまり、顔が沢山並んだ柄は服では出ない予定なのね。でも私はこの増殖して行く自意識の恐怖を表現として残したかった。耀司先生に「ばけものを描いてほしいんだ」と言われたのが今回のコレクションのきっかけだったけど、一番怖いのは自分自身だよ。己を信じるって私にとっては難しいことだし、自分の本心に向かい合うことはとても怖い。そういう、眠る前に瞼を閉じた時に棲み着いている妖魔のような存在を表現したかった。

ちなみに33部限定なのは私が発売イベントの最中に33歳の誕生日を迎えるからです。毎年歳を重ねるごとに34部、35部と何かエディションものの作品を作れたらいいな。

技法としては、スキャニングした鉛筆画をフォトショップで構成し直している。もちろん私自身で。ジクレーってデジタルプリントだからね。プリントの元となる"デジタルデータ"自体を作家自らが始まりから終わりまで手を動かして監修したのが特徴かな。私はフォトショップを13歳の時からやっているので、20年ものです。そこそこ使える。

額縁・証明書・版上にブランドロゴ・作家が名前とタイトルを直筆で書き入れ・エンボススタンプ押印・ブランドの外箱が付属します。額縁サイズは527x412x21mmです。

画業を話す上でYohji Yamamotoさんとのお仕事は宝物みたいに素敵で。だからブランドロゴが版上に入ったジクレーが出せてほんとによかった。皆様に感謝です。

ジクレー(版画)の販売についてご案内
・おひとり様1柄につき、1点限りとさせていただきます。
・エディションナンバー指定は出来ません。
・お電話でのご注文、代引き・ペルソナ電話決済は11月17日(日)から承ります。
※数に限りがございますので、完売の際はご容赦くださいませ。
※限定品につき、返品・交換はお受けできません。あらかじめご了承くださいませ。
※ジクレーにつきましては、各種優待・ポイント加算はございません。
※混雑状況により、販売方法が変更となる場合もございます。あらかじめご了承くださいませ。
問い合わせ先 阪急百貨店うめだ本店3階 ヨウジヤマモト 06-6313-7397

私は作品を通じて「生きながら生まれ変われる」ことを証明したいのです。そのためには「命のありか」と「心のありか」を解き明かさなければなりません。2020年は自分の子宮の音を録音する予定。いつか子宮コンサートを開きたい。頂いたサポートはそれらの研究費用とさせて頂きます!