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今とこれからを考える

「第4日曜日はスズメday!」ということで、11/26にスズメベース(東京・三鷹)に行った時に思ったことを、今回は書きたいと思います。




立ち寄って話ができる
そんな場所が必要だと思ってる

スズメベースは、今となっては表向き店の様相になっているけれど、元々は私が地域図書館を移転させるために借りた店舗物件です。

完全無料の地域図書館は、スズメベースではない場所で3年3ヶ月つづけて、現在のスズメベースの場所に移転して1年やって、やめてしまいました。その後は有料会員制サークルで、現在は面積も活動も縮小して、スズメベースの奥の部分でつづけています。

無料時代は社会福祉協議会の登録団体で、ボランティアの受け入れもしていたし、なにしろ無料の場所だったので、地域図書館とはいえ、本を読まない人も沢山来ていました。単身で住んでいる人、年齢も含めいろいろな事情で働いていない人、地元の小・中学生…とにかくいろいろな人の溜まり場であり、立ち寄る場でした。

お金があって無言で勉強したり、仕事したりしたい人は、それ相応の好きな場所に行けるし、行くと思います。でも出費がキツい人や、誰かと話がしたい人は、行く場所が限られます。私はそういう時に行ける場所を作りたかったんです。簡単にいえば、私自身もそういう場所を欲しいと、ずっと思っていたからです。

結局のところ、スズメベースは一般賃貸の店舗物件でお金がかかるし、入り浸るには狭いし、世知辛い世の中で金銭的援助をしてくれる人もいなくて、完全無料 → 有料会員制 → 仲間+有料会員制 …と、考え方もやり方も変えて、現在に至っています。

有料会員制といっても、人数は数人だし会費は低額なので、スズメベースの家賃に足りてはいなくて、お金を出して物件を借りつづけています。

私は家族の都合で転居して、スズメベースに行くのに1時間くらいかかるようになってしまって、これ以上の出費は辛いので、今はあまりスズメベースに行っていません。それでもやっぱり、気楽に入り浸ったり立ち寄れて、行けば誰かと話ができる、そんな部室のような場所が今でも欲しいです。



人は生きていれば
必ず老いていくものなんだよね

そんな私とスズメベースですが、無料時代ボランティアに来てくれていた人や、入り浸っていた人などなどが、今でもたまに立ち寄ってくれます。

スズメベースに移転する前は、平日の日中をメインに開けていたので、高齢者や障害者、持病がある人が多かったです。はじめてから、かれこれ8年以上経つので、小6の子が大学生だし、60代だった人は70代に、70代だった人は80代になっています。

子どもたちの成長は、思わず微笑んでしまったり、いい意味で驚くことも多いけれど、年輩の方たちの場合は、できないことが出てきたりもして、複雑な思いをすることもあります。私と同年代くらいの人たちの悩みの内容も、ほんの数年しか経っていなくても、以前とかなり違ってきていて、とてもヘビーなものが多いです。

11/26のスズメdayでも、そんな話がちらほら出ました。今年はよく聴いていたミュージシャンが亡くなり、同年代のミュージシャンも亡くなり、自分はもうそういう年齢になったんだな~と思いました。と同時に、今現在や先々を、自分はどう過ごしたいのか…やりたいことはやれているのか?と、考えるようになりました。悲観的に~ではなくね。



何度目かの断捨離生活
たまに生活の見直しは必要

がんで亡くなる場合は、いろいろ計画したり、話し合うこともできるかもしれないし、あまり見られたくない物は処分もできそう。でも突然ぽっくり!の場合は、どうにもできないじゃないですか…。

どちらにしても、1年半前に自宅を転居した時、本当に大変で、何度も涙が出そうになりました。こりゃ~心身が弱ったら、引越作業や、持ち物の整理をするのは、肉体的にかなり大変だぞ~と心底感じて、徐々に持ち物を減らしていく!と心に誓いました。

それが喉元を過ぎればなんとやら~で、減らすどころか増える一方。それを再度見直すことにしました。何度目の断捨離かな?

どちらにしても、近々ぽっくり死なない限り、確実にわが家は引っ越しがあるはずだし、その時は今日の私より確実に年取っている訳だから、どう考えても今のうちに、持ち物を減らしておいた方がいいはず…。

ということで、引っ越しの時に捨てるか迷ったけど、一応持って来たものを捨てたり、某フリマサイトに出したりしています。

文房具や雑貨、ぬいぐるみが好きだと、どうしても部屋の中が物だらけになりがちなんですよね…。どこまで捨てると今の私にちょうどいいのか、海や原っぱで考えて、自宅で作業しているけど、まだまだかな。

以前のマンションはごみ捨てが大変だったけど、今のマンションは楽なので、それだけでも断捨離する気分が違いますね。気楽です。



最後に…。

同居している子どもの1人が、数ヶ月後に家を出ていくことになりました。うちは親子も姉弟も仲がいい方だし、よく話します。この子は特にかしましい子だし、いざとなったら私の代わりにご飯を作る唯一の子なのでした。

子どもの自立はめでたいことだけど、正直なところ寂しさも大きいです。

今のマンションでの歴史は長くないけれど、それでも1人分の存在や荷物がなくなると、たぶんガラ~ンとしたと感じてしまうでしょう。だからそれより前に、私の持ち物の断捨離を終えなければ!と思っています。(できれば年内がいいな…。)

最近では「断捨離はいいものでもない」とか「物がある豊かな生活は悪くはない」とかとも言われているけど、物があることで探しものが大変だし、引っ越し以来1度も使っていないものは、もう使うことはないんじゃないかと感じているので、やっぱり断捨離は進めます。

おもしろいもので、肉眼で見ると程よく片づいているように感じても、写真に撮ってみると全くイケてなくて、物だらけの部屋なんです。だから、写真に撮ってみてもイケてる!って感じるくらいに、物を減らそうと思っています。

東京三鷹生まれの三鷹育ち。自分の居場所を求めて富良野、京都、東京多摩地区を転々としたのち三鷹に戻り、以降ずっと三鷹に在住。2016年2月、本好きと、長く続いた居場所探しの経験を活かし、地元でゆるい感覚のまちライブラリーをスタート。ひっそり人好き。地域クリエイター。