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筆ペンを習う

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大人の手習い。 筆ペン学習の記録です。
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#ひらがな

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな10~

とうとうまとめまで辿り着きました。 とにかくひらがなにおける曲線は難関です。 鳥啼く声す 夢さませ 見よ明け渡る 東を 空色映えて 沖つ辺に 帆船群れ居ぬ 靄の中 「鳥啼歌」は、明治36年、新聞で新しい「いろは歌」が募集されたときの一等に選ばれたもの。 天(あめ) 地(つち) 星 空  山 川 峰 谷 雲 霧 室 苔 人 犬 上 末 硫黄(ゆわ) 猿  生ふせよ 榎の枝を馴れ居て 「あめつちの詞(ことば)」全てのかなを重複させずに使って作られた歌。 平安時代初

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな9~

一週間ぶりの筆ペンです。 名月をとってくれろと泣く子かな 小林一茶 まんまるい十五夜の月を取ってほしいと、子どもが泣いている。 星空へ店より林檎あふれおり 橋本多佳子 星空が輝いている。 店に並べられているリンゴが、空へむかってあふれだしたようである。 これで、五十音は一通りさらったかな。 次はまとめだー。

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな7~

ひらがなも、だいぶ進んできました。 何回書いても「の」難しいなあ。 春の海ひねもすのたりのたりかな 与謝蕪村 春の海。波には日があふれ、一日中ゆったりと、のどかにうねっている。 閑さや岩にしみ入る蝉の声 松尾芭蕉 ひっそりとして静かである。 蝉の声だけがしているが、岩にしみこんでいるようだ。 (その声で静かさが一層強く感じられる。)