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筆ペンを習う

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大人の手習い。 筆ペン学習の記録です。
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2023年9月の記事一覧

筆ペンを習う~カタカナ1~

なかなかまとまった時間か取れず、2週間開いてしまいました。 カタカナの練習に入りました。 どの字でも出てくる「はらい」はホント苦手ですわ。 まあ、はらいだけじゃないんですけど、ミの線ってどうなってんの? 入りからして分からないんですが。 あとヘを書くと、後半自分の手で行先が見えないんですが、これはペンの持ち方の問題でしょうか。 横向きのはらいが特に無理なので、チが1画目でコケます。 こう書けばいいはずってのは分かってるんですけど、表現がついていきません。 ぐぬぬ。

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな10~

とうとうまとめまで辿り着きました。 とにかくひらがなにおける曲線は難関です。 鳥啼く声す 夢さませ 見よ明け渡る 東を 空色映えて 沖つ辺に 帆船群れ居ぬ 靄の中 「鳥啼歌」は、明治36年、新聞で新しい「いろは歌」が募集されたときの一等に選ばれたもの。 天(あめ) 地(つち) 星 空  山 川 峰 谷 雲 霧 室 苔 人 犬 上 末 硫黄(ゆわ) 猿  生ふせよ 榎の枝を馴れ居て 「あめつちの詞(ことば)」全てのかなを重複させずに使って作られた歌。 平安時代初

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな9~

一週間ぶりの筆ペンです。 名月をとってくれろと泣く子かな 小林一茶 まんまるい十五夜の月を取ってほしいと、子どもが泣いている。 星空へ店より林檎あふれおり 橋本多佳子 星空が輝いている。 店に並べられているリンゴが、空へむかってあふれだしたようである。 これで、五十音は一通りさらったかな。 次はまとめだー。

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな8~

あのー、右回りのはらいって、どうしたら書けるようになるのでしょうか。 紫陽花や溜めてはこぼす雨の音 成田蒼虬 紫陽花が咲いている。 雨が花にたまり、ときどき花が傾いてこぼれる。 その音がする。 「あめのおと」とか、はらい連発で最悪なんだけど。 大空に伸び傾ける冬木かな 高浜虚子 よく晴れた大空に、葉がなく枝が見える冬木が伸びている。 寒さが厳しく身の引き締まる感じがする。

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな7~

ひらがなも、だいぶ進んできました。 何回書いても「の」難しいなあ。 春の海ひねもすのたりのたりかな 与謝蕪村 春の海。波には日があふれ、一日中ゆったりと、のどかにうねっている。 閑さや岩にしみ入る蝉の声 松尾芭蕉 ひっそりとして静かである。 蝉の声だけがしているが、岩にしみこんでいるようだ。 (その声で静かさが一層強く感じられる。)

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな6~

つ、の、などもそうだけど、わ、ろ、みたいなゆっくり大きくまわってはらうの難しいなぁ。 ひらがなの中で、「ことめる」は小さく書く。 「ちら」は、やや小さく。 なぜか、「の」って小さく書く気がしていたけど、案外でかいのね。 斧入れて香におどろくや冬木立 与謝蕪村 斧を打ち込むと、新鮮な木の香がした。 枯れ木のようにみえたので、よけいに驚いた。 夏草や兵どもが夢の跡 松尾芭蕉 ここは夢をかけて戦った古戦場である。 今は夏草だけが茂り、はかない夢のかたみのようである。

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな5~

前回、少しコツをつかんだ気がしてから、なんとなく書きやすくなってきました。 結びのあるひらがな。 平結びと三角結び。 平結びでもいいけど、三角結びでも書けるのは「まほなね」。 よく見ればなずな花さく垣根かな 松尾芭蕉 よくみるとちっぽけなナズナの花が、垣根のふもとでさいているよ。 赤とんぼ筑波に雲もなかりけり 正岡子規 筑波山に赤とんぼがとんでいる。雲一つない澄みきった青空である。 「ね」って、難しい…。