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Pelikanの大人向け書き方万年筆、衝動買い。

 先日、三光堂寄ったときに裸で立てかけてあるのを見かけたのがきっかけ。メーカーはPelikanなのに値段は3000円程度。さてはペリカーノジュニアの新色かな?と思って試し書き用ラベルが貼られたものを手にとってみるも、金属製の感触でなんだこれってなった。そもそも、ペリカーノジュニアは裸売りされてない気もする。
書いてみると、非常にインクフローが良い。
で、商品名よくよく見ると ペリカーノアップ って書かれてたんですね。

購入。

三光堂で買ったもの一覧。

ついでにいくらか買ってますが。
箱はPelikanの汎用化粧箱。Pelikanもこういう箱あるんですね。

中身

化粧箱の中には台紙。
カートリッジは本体の中。

本体、インクカートリッジ、説明書。
説明書は化粧箱と同じく汎用のもの。インクカートリッジはPelikan4001カートリッジのGTP/5(ロングカートリッジ)で、色はロイヤルブルー。

本体

シャンパン色です。この色の万年筆見るの初めてかもしれない。

軸は中央が円形、頭(キャップ)と尾部が四角形、つまり円い内側から外側へ向けて四角形になっていく独特の形状。加え、クリップはきちんと角を丸くした渋い光沢のステンレス製で、見た目のおしゃれさはすごい。
とはいえ見た目が金属な割に手に持つと恐ろしく軽いし、アルミの感触が値段相応って感触だけど…
本体はのぞき窓あり。LAMYのSafariなどと同様に、本当に穴、って感じ。

子どもに餌をやるペリカン

キャップにはPelikanのロゴ。

Pelikan Germanyと書かれている。

尾部にも刻印。安価なモデルとは思えないレベルのプライドを感じる。

キャップちょっと固いな。割れることはないだろうけども。
ニブはFと刻印が。日本のM相当ですね。それにしては少し太い気もする。
グリップはペリカーノジュニアと同様、ラバー巻き三角軸です。持ち方万年筆なので、三角軸。

分解して覗くと、だいたい中身は樹脂製なのがわかります。キャップ以外はいちばん外側だけごく薄のアルミにした感じ。割れはしないけど簡単に凹みができちゃいそう。一応気をつけないと。
本体のネジはちょっと凝っていて、回し切ると引っ掛かりがある感触。持ち運んでも勝手に緩まないのは嬉しい配慮。

インク装填

カートリッジを装填。カートリッジは欧州共通規格です。差込部にガイドはなく、ロングカートリッジだとなんか若干ぐらつく。ショートカートリッジのほうが安心できるかも。
あるいは、ガイドがないのを逆手に取って、欧州共通規格の他社製カートリッジを刺す使い方ができるかもしれません。

筆記

試し書きでわかっていたけど、なかなかのインクフロー。というかルーズリーフが裏写り(裏抜け)起こしてます。おまけにインクの減りも明らかに早い。ツバメノートで書くと、ニブの滑りも相まってなんだか紙に吸い付くような感触でした。
カリカリしないとはいえ、ニブ自体は固いです。筆圧強めの人にもおすすめかも。
インクはロイヤルブルーというだけあって、ブルーです。若干ですが赤色で遊色起こしてる気が(写真だとわかりにくいけど。)

万年筆始めてみたいけどいきなり高額なのは気が引けるし、でも大人っぽいデザインがほしい…という欲張りな方向けだろうな、という感じの持ち方万年筆でした。よくよく考えると金属製で持ち方万年筆ってあんまり無いような。安価な金属製万年筆って樹脂の丸軸ばかりなので。そう考えると、ニッチな製品かもしれないです。


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