Pilotの新作低価格万年筆を試してみる
新年早々、ふと、文房具店に寄った時のことです。いつも通りの陳列、かと思いきや、なんか見慣れない白い箱、黒い箱がありました。LIGHTIVE…?
白箱がF、黒箱がM。
プレスリリースによれば2021年12月より販売していたようです。
説明によれば大容量コンバータ(CON-70系)使えるとのこと。実を言えばこのコンバータ、kakunoでも使えるっぽいです。が、公式に使用可能と説明されているのはカスタム74、エラボーといった万単位の万年筆ばかり。高級機種向けコンバータを使用可能な2000円の機種というよくわからない位置付けに惹かれて、購入。
箱
プラスチックの箱を窓付紙箱に入れた感じ。
と思いきや、これブリスターパックだ。
裏面には機能がつらつらと。
中身
本体、取り扱い説明書、カートリッジ(黒)。
本体
ニブはF。グリップはダークグレー系の樹脂。持ち方ペンみたいな加工はないです。
キャップを閉めるとこんな感じ。まぁそこそこでかい。Lamyサファリとかあれ系意識のデザイン。
キャップ内部は半透明の中蓋が。プラチナ万年筆のそれと異なりバネはないように思えますが。あと、キャップ閉めるときなんか沈み込む感じがあり、閉め切るとカチッと感触が。ちょっと固い。プレピーみたいに割れたりしないだろうか心配になる。
コンバータ
こいつも開けてみましょうか。
サイズ感はカートリッジよりちょいでかいか。いつものスクリュー式ではなくプッシュ式なので独特な見た目です。吸入機構が宙に浮いてるので、上下に振るとカタカタと音がします。
吸入
コンバータ装填。この時点でそこらの万年筆並みにでかい。外装無くても書けるんでは?
インクはPilot純正ブルーブラックで。首までインクに突っ込んだ状態でボタンを6回程度押すと充填されます。
クリア軸だとアクセントカラーが無いからか恐ろしく見た目が映えない。
筆記
固い。なんだろう、ダイソー万年筆を思い出す固さ。あれほどガチガチでもない…?引っかかりもなくスラスラ書けます。Pilot純正インク使った割にはインク量過多というわけでもなく、適度な太さになっています。あとやたら軽い。
同社のコクーンと比べても、安価な実用性全振りでデザインや趣味性は殴り捨ててる感じ。万年筆ブームってそもそも趣味性だったり書き方万年筆だったりの方向だった気がするけど、実用性でくるかー。
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