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アクションと嘘のてんこ盛り:ドラマ評「シタデル」

「アベンジャーズ」シリーズのルッソ兄弟が製作したAmazonプライム・オリジナルのスパイ・ドラマシリーズ(全6話)。
ルッソ兄弟はNetflixでは「グレイマン」を作ってましたね。


国家の枠組みを超えたスパイ組織「シタデル(CITADEL)」。
彼らは高い技術力とネットワークで国際社会の安定化に寄与していた。
しかし敵対する組織「マンティコア」によって組織は壊滅する。
生き残ったスパイ・メイソンとナディアはシタデルの技術で記憶を失い、別の人生を送っていたが、同じく生き残りのバーナードにより、シタデルとマンティコアの暗闘の場に引き戻される。



なんだか「キングスマン」みたいな国際スパイ組織が出てきて、人間の記憶を無くしたり戻したりするような高い技術が実現してる…ってチョイと浮世離れした設定の一方で、
メイソンとナディアの恋愛関係、登場人物たちそれぞれの複雑な背景、嘘と裏切りの連鎖、「記憶」を無くしたことによって生じる複雑な人間関係
…と重めでシリアスな展開が、ルッソ兄弟らしい派手なアクションを絡めつつ繰り広げられます。
まあこの「浮世離れ設定」と「シリアス展開」の喰い合わせについていけるかどうか…ってのはあるかなぁ。
個人的には「う〜ん…」って感じ。
アクションが派手なんで、そっちで楽しませてもらったってトコでしょうか。


あ、でもマンティコアの幹部(?)の「ダリア」は良いですね。
あのぶっ飛んだ感じの冷酷さはナカナカだと思います。
結局「シーズン1」は「すべては彼女の掌の中」って感じでしたからねぇ…。



すでに「シーズン2」は制作が決定している模様。
…なんだけど、予告を見ると
「え?これってシーズン1の続きじゃないの?」
ゴタゴタをぶち込むだけぶち込んで、ポ〜ンと放り出しちゃった後始末はどうなるのやらw。
でもまあ、絵面(LOOK)は良いんですよねぇ。
配信されたら見ちゃうんだろうなぁ、シーズン2も。
それまでにprime Videoにも倍速機能がつくと助かるんだけどなw。



#ドラマ感想文
#シタデル
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