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みんなジジイになっとるなぁ(当たり前やけど):映画評「ブルース・スプリングスティーン LETTR TO YOU」

Eストリートバンドと久しぶりにスタジオ録音(ジャージーの自分の家のスタジオだけどw)したアルバム「LETTER TO YOU」の制作風景をまとめたドキュメンタリー。
Apple TVのオリジナルです。(12Proを購入したんで1年間は無料なのです)

スプリングスティーンももちろんですが、バンドのメンバーも、まあ年取ってますなぁ。
スティーヴ・ヴァン・ザントなんて、まあ…w。


で、それが理由で、ってわけでもないでしょうが、アルバムの楽曲も、本作のスプリングスティーンのナレーションも、過去や、亡くなった人や、遠い記憶に対する思い入れのようなものが強く出ています。

デビュー前に参加していたバンドメンバーが自分以外全員鬼籍に入ったとか、Eストリート・バンドでも、クラレンス・クレモンズとダニー・フェデリシは亡くなってますしね。
そう言うことを振り返り、自分自身もまた、残された時間がそんなにたくさんあるわけではないだろうという想い。
ニュージャージーの雪景色と、今のスタジオ風景を、美しいモノトーンで撮りながら、過去のフィルムや写真はカラーで紹介される。
そういう構成にも、そういった想いが強く出てきているように感じます。

(自分でも言ってますが)スプリングスティーンは「自分のこと」しか歌にできませんからね。
「今」を反映して作る作品がそういうトーンになるのも、当然かもしれません。
それがまた、作品に深みを与えてくれてもいる。
僕は結構、このアルバム、好きです。

…とはいえ、チョイとしんみりと聞いた後、聴きたくなるのは、こっちだったりもするんですけどw。

まだまだ足掻いとる…ちゅうことかなぁ。

#映画評

#bruce_springsteem

#letter_to_you

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