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書記の読書記録#947『ロシアのユーモア―政治と生活を笑った300年 (講談社選書メチエ)』

川崎 浹『ロシアのユーモア―政治と生活を笑った300年 (講談社選書メチエ)』のレビュー


レビュー

アネクドート(ロシア語: анекдо́т、ラテン文字転写: anekdot)とは、ロシア語では滑稽な小話全般を指す。本来この言葉はギリシャ語のアネクドトス(ανέκδοτος、anekdotos)に由来し「公にされなかったもの」の意を表した。

ロシアのアネクドートについて,3つの時代に分けてその変化を論じる。昔読んだ米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』は,アネクドートの精神を見事に表していたように思う。


もくじ

第1章 アネクドートの誕生(近代国家の祖=ピョートル大帝の笑い;機知に富んだエカテリーナ女帝;近代アネクドートの最盛期)
第2章 民衆たちのテーブル・トーク(市民たちが見たレーニンとスターリン;抑圧の絆がゆるんだとき―フルシチョフの時代;花開く「風刺」と「皮肉」―ブレジネフの時代)
第3章 混迷の時代を生きる(ユーモアのペレストロイカ;金持ちロシア人を嗤う)


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