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書記の読書記録#1122『ジャクソンひとり』

安堂 ホセ『ジャクソンひとり』のレビュー


レビュー

第59回文藝賞受賞作・第168回芥川賞候補作。

差別に悪態をつくのではなく,差別という構造を描いた上で読者に悪態をつく,という感じか。分かりやすく難解であり,文学への読解力が試される作品だった。

書きたいものが先行しており,うまく選別されていない文章も散見された。しかしそれが克服された時,この作者は化けると勝手に思っている。


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