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書記が法学やるだけ#1 法律用語

今回から法学の学習のうち,行政書士試験の範囲から問題を扱っていく。


問題


解説

(1)正しい成文法の上下関係:憲法>法律 命令(政令・内閣府令・省令・規則)>条例>規則

(2)誤り一般法特別法とでは,特別法が優先され,特別法に規定のないものについて一般法が適用される。例として商事については,商法にない事項は商慣習に,それもないときは民法の定めによる。

(3)誤り:法は,公布かつ施行により効力が生じる。期日について,原則は公布から20日を経過した日から施行され,附則で施行期日を定めた場合はそれに従う。また,原則は改廃されるまで効力を有し,有効期間を限定した場合はこれに従う。

(4)正しい:法律用語について。時間的遅延を許さない場合は,時間的即時性が強い順に「直ちに」「速やかに」「遅滞なく」といった語を用いる。その他,「みなす」と「推定する」,「違法」と「不当」などの違いは重要である。

(5)正しい「又は」と「若しくは」の違いについて,一番大きな選択的接続には「又は」,それ以外には「若しくは」を用いる。また,「及びに」と「並びに」の違いについて,一番小さな選択的接続には「及びに」,それ以外には「並びに」を用いる。本文において,ア・エには「又は」,イ・ウ・オには「若しくは」が入る。


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