![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46238497/rectangle_large_type_2_e8eedb8518ce105b51896df9481036a5.png?width=800)
書記が数学やるだけ#84 1階常微分方程式-2(1次の同次形,1階線形微分方程式)
続いて,同次形とその派生について扱っていく。
問題
この内容は院試に頻出。
説明
同次形は,文字で置き換えることで変数分離形に持ち込める。
この派生形での変数変換は,平行移動と関係がある。
1階線形微分方程式について。
解法
両辺をx^2で割ると,(y/x)のかたまりが見えてくる。これをzとおいて整理すると,変数分離形になる。
まず平行移動により定数を無くす。これの分母分子をkで割ると(m/k)のかたまりが出て,後は先ほどと同様に解ける。
1階線形微分方程式について,e^(2x)をかけて整理するとうまいこと求められる。
(4)では定数変化法を用いてみる。まず同次形における一般解を求め,任意定数を関数で置き換えてそれを求めることで,元の式の一般解が出せる。
1階線形微分方程式について,公式を忘れてしまったら,手間はかかるが確実な定数変化法を使うのも手。
本記事のもくじはこちら:
学習に必要な本を買います。一覧→ https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/1XI8RCAQIKR94?ref_=wl_share