書記の読書記録#1233『相対論的量子力学 (量子力学選書)』
川村 嘉春『相対論的量子力学 (量子力学選書)』のレビュー
レビュー
本書のメインはディラック方程式であり,量子力学の学習において終盤で軽く触れた概念であろう。本書では非常に丁寧な式展開を通して,相対論的量子力学の理論と適用を示していく。
もくじ
第 I 部 相対論的量子力学の構造
1.ディラック方程式の導出
2.ディラック方程式のローレンツ共変性
3.γ行列に関する基本定理,カイラル表示
4.ディラック方程式の解
5.ディラック方程式の非相対論的極限
6.水素原子
7.空孔理論
第 II 部 相対論的量子力学の検証
8.伝搬理論 -非相対論的電子-
9.伝搬理論 -相対論的電子-
10.因果律,相対論的共変性
11.クーロン散乱
12.コンプトン散乱
13.電子・電子散乱と電子・陽電子散乱
14.高次補正 -その1-
15.高次補正 -その2-
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