書記が数学やるだけ#80 等角写像,1次写像
複素関数のラストとして,等角写像を扱うことにする。
問題
等角写像の中でも代表的な,円円対応についての問題である。
説明
複素関数について,1次写像を分解すると,3つのタイプの合成写像の組み合わせで表現できることがいえる。
ここで,無限遠点を追加することで,複素平面はリーマン球面に拡張される。
最後に,複素関数からいえる重要な定理をいくつか列挙しておく。
ここまできて,なんと複素関数が代数学と結びつく。
解法
まずは題意を読み取る。
あとはひたすら計算するだけである。
これで複素関数の解説を一旦シメとしたい。複素関数に拡張することで,見える世界が広がるほかに,数全体に言える基本原理を見直すことにもつながる。応用上重要なのは留数定理であり,計算練習を重ねておきたい。それだけでなく,代数学の核心に迫るための重要な材料である,ということも頭に入れておきたい。
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