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書記が経済やるだけ#19 債券市場,フィッシャー方程式

債券市場について,特にフィッシャー方程式が重要である。


問題



説明

債券とは,資金調達を目的として元本を返済する一定期限(最終償還日)までの期間に一定期日に一定利率の利息を支払うことを約束した証である。


債券価格の計算では,割引現在価値という概念が重要である。


フィッシャー方程式とは,アメリカ合衆国の経済学者アーヴィング・フィッシャーが提唱した名目金利・実質金利・インフレ率の間の関係式で,名目金利 = 実質金利 + インフレ率と表される。


解答

1年後の利子率について,債券価格の初期値は次期の配当と債券価格の割引現在価格で表され,これを繰り返して配当の割引現在価値モデルを得る。


ここで配当を一定とすると,債券価格は配当/利子率で表される。利子率が上昇すると,銀行預金の方が多くの金利を得られることから,債券購入よりも預金を増やすインセンティブが働き,債券購入が減少することで,債券価格が減少する。


フィッシャー方程式の照明を以下に示す,ここで対数についてln(1+x)をxと近似している。


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