The Cell まとめノート #4 "DNA, Chromosomes, and Genomes"
Chapter4 "DNA, Chromosomes, and Genomes"のまとめ。
何が書いてあるか
4-1 "THE STRUCTURE AND FUNCTION OF DNA"
・2本鎖DNAでは,2本のヌクレオチド鎖が反平行に並び、右巻きのらせん構造をとる(二重らせん構造)。
・2本鎖DNAにおいて,アデニン(A)ーチミン(T),グアニン(G)ーシトシン(C)の相補的な塩基間で水素結合を形成する。
4-2 "CHROMOSOMAL DNA AND ITS PACKAGING IN THE CHROMATIN FIBER"
・染色体は遺伝情報の運び屋であり,DNAとヒストンタンパク質の複合体(クロマチン)として存在する。
・ヒトの染色体は,22対の常染色体と1対の性染色体,計46本ある。
・ヒトゲノムの特徴として,1. タンパク質をコードする割合が少ない,2. 平均ゲノムサイズが大きい,3. RNA分子をコードしている,があげられる。
・DNA配列の重要な部位:セントロメア,複製起点,テロメア
・ヌクレオソームとは,クロマチンの構成単位であり,酸性であるDNA分子と塩基性アミノ酸を豊富に含んだヒストンタンパク質が引き合うことで形成される。
4-3 "CHROMATIN STRUCTURE AND FUNCTION"
・クロマチンの形態として,高度に折り畳まれたヘテロクロマチンと,緩んだ構造のユークロマチンがある。
・ヒストンの修飾としてアセチル化やメチル化などがあり,遺伝子発現を調節する。
・ヒストンの化学的修飾はエピジェネティックな過程の代表例である。
4-4 "THE GLOBAL STRUCTURE OF CHROMOSOMES"
・ランプブラシ染色体やポリテン染色体は可視化しやすい間期染色体であり,これらの研究により間期染色体の理解が進んだ。
・染色体は有糸分裂の際,X字の高度に凝集された構造をとる。
4-5 "HOW GENOMES EVOLVE"
・現在の生物のゲノムの塩基配列を比較することで,遺伝子やゲノムの進化を推測することができる。
・系統樹とは,生物の進化の道筋を描いた図である。
・転写や翻訳後修飾,細胞外シグナルの変異が蓄積して,自然淘汰が生じることで,種が分化された。
・二人のヒトゲノム間において、一塩基多型(SNP)やコピー数変動(CNV)が生じ,互いに異なるものとなっている。
ノート
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