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書記の読書記録2024.4.18『オセロー(新潮文庫)』 『民法 総則・物権〔第8版〕 (有斐閣アルマ)』 『民法 親族・相続〔第7版〕 (有斐閣アルマ)』

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ウィリアム・シェイクスピア(訳:福田 恆存)『オセロー(新潮文庫)』のレビュー


レビュー

人が人を騙し人を殺すことに終始しており,超常現象などがないことが他の四大悲劇とは異なる。全体的に魅力には欠けるか。オセローは誤認ゆえに長く苦しみ続けるのだが,最期にはそれから解放されるという意味では,メリーバッドエンドという読み方もできる。


2

山野目 章夫『民法 総則・物権〔第8版〕 (有斐閣アルマ)』のレビュー


レビュー

民法を学ぶ上で基礎となる分野について,判例や学説もいくつか含めながら解説している。定番の硬い教科書に比べるとやや砕けた表現が多い。


もくじ

はじめに 民法を学ぶための三つのキーワード
PART1 基 礎
 第1章 第一のキーワード──人
  1 民法における個人のとらえかた
  2 権利能力
  3 意思能力と行為能力
 第2章 第二のキーワード──所有権
  1 所有権の概念
  2 所有権の効力
 第3章 第三のキーワード──契約
  1 契約とその効力
  2 契約に基づく不動産の物権変動
  3 契約に基づく動産の物権変動
PART2 展 開
 第4章 法 人
 第5章 担保物権
 第6章 代 理──そして法律行為を学ぶ
 第7章 時 効
おわりに 民法を楽しく学びつづけるための読者への三つのアドバイス


3

松川 正毅『民法 親族・相続〔第7版〕 (有斐閣アルマ)』のレビュー


レビュー

親族法・相続法のいくつかの話題をまとめた教科書で,フランス法との比較が多め。


もくじ

PART1 親族法
 第1章 親族法総則/第2章 夫 婦/第3章 親 子/第4章 親 権/第5章 後見・保佐・補助/第6章 扶 養
PART2 相続法
 第7章 相続法の基礎/第8章 相続人と相続分/第9章 相続の効力/第10章 相続の承認・放棄/第11章 財産分離/第12章 相続人の不存在/第13章 遺 言/第14章 遺留分
◆Columnの例
 増加する国際結婚/夫婦別姓論/性別適合手術と戸籍訂正/難病と離婚/里親制度/匿名出産とBabyklappe/クローン人間は誕生するのか/子どもに対する虐待/扶養と相続/公的介護保険/死後生殖の可否/信託と相続/中小企業の経営の承継と遺留分
◆Webの例
 取消しの意義/日常家事債務と表見代理/扶養請求権の侵害と不法行為責任/債権者取消権と相続放棄・遺産分割協議/遺留分侵害額請求権の代位行使


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