書記の読書記録#1056『音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)』
岡田 暁生『音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)』のレビュー
レビューさまざまな音楽批評の事例から,音楽の聴き方および語り方について解剖する本。主張自体は無難なものが多いものの,巻末の読者案内を始め単純に勉強になる内容が多い。
もくじ第1章 音楽と共鳴するとき―「内なる図書館」を作る(音楽の生理的次元;相性のメカニズム ほか)
第2章 音楽を語る言葉を探す―神学修辞から「わざ言語」へ(「鳴り響く沈黙」とドイツ・ロマン派の音楽観;神の代理人としての音楽批評 ほ