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今日はオーストラリア・デー

1月26日の今日は「オーストラリア・デー」という祝日です。花火やパレードなど、多くのイベントが各地で開催されます。今日は日曜日なので、明日の1月27日(月)が振替休日で、会社やお店などがお休みのところも多いようです。

この「オーストラリア・デー」って何か?というと、日本でいう「建国記念の日」と同じと捉えてもえても大丈夫だと思います。お店には今日に向けて、「オーストラリアバンザーイ!!」っとパーティーするのにバッチリな、オーストラリアの国旗をモチーフにしたグッズがいっぱい並んでいるんです!

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(WATERFORD PLAZA SHOPPING CENTREOより引用)

でもでも、ちょっと調べると、何故この日になったのか?の経緯から、複雑な感情にもなりました。

まず、日本でいう「建国記念の日」は、「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として制定されています。(ここで面白いのが、日本ができた日じゃないってこと。)

【日本の「建国記念の日」ができた経緯を私なりに解釈】
日本って、運よくなのか、魅力的なものが無かっただけなのか、不明だけど植民地になった事がないから「独立宣言」というよう日は存在しないよね。「日本という国が、いつからあるのかは、よく分からんけど、昔からあるみたいよ。でも、「日本という国があって、ありがとう!」って思う日が必要じゃね?なら、初代天皇即位の日と言われている2月11日にすっか!」みたいな感じで決まった日。だから「建国記念日」じゃなくて「建国記念日」が正しいのね。

一方で、今日の「オーストラリア・デー」の成り立ちを調べたら、何故、複雑な感情にもなったのか。

【オーストラリアの「オーストラリア・デー」ができた経緯を私なりに解釈】
欧州人がお肉食べるために必要としていた香辛料や黄金を探して回ってた時代があるよね。色んな国がオーストラリアの大陸の存在を見つけてはいたけど、「良いものここにあるん?」って感じで、通り過ぎたり、しっかり探索されなかったりしてたわけ。
でも、イギリスが流刑をしていた時代に「ここ、イギリスのもの(流刑地)にしまーす!」っと一番初めに宣言したんだって。その後、1788年1月26日からオーストラリアを本格的に開拓(植民地化)し始めたのね。だから、その1月26日が「『オーストラリアを作ったよ』の日」
一方で、原住民アボリジニ人にとっては、突如イギリス人の兵隊・その家族・流刑囚が大勢上陸してきた日なわけ。だかた、アボリジニ人にとっては1月26日は「『よそ者がたくさん上陸して来て、占領し始めたんだけど』の日」

この様な歴史的経緯もあるため、「オーストラリア・デーを他の日にすべきではないか?」っと唱えてる人も多い現実。

それでも「オーストラリア人であることを誇りに思う日」ではあるので、「市民権を得て、オーストラリア国民となった人たちのセレモニーがある日」「Australian of the Year Awardsの授賞式が行われる日」などでもあるようです。

そう思うと、「歴史的にはあまり良くない日なんだな〜」っと思ったけれど、現在まで多くの移民を受け良いれ「多文化主義」を宣言している(約30%が国外生まれ)オーストラリアにとっては、「この『自国を愛する日、オーストラリア人であることを誇りに思う日』は素敵な日になっているんじゃないかな」っとも思うのです。

この相反する感情が両方とも湧いてきたため「複雑な感情になった」のです。


私にとっては今日まで、この何気ない「1月26日」

それがオーストラリアに居ることがきっかけで、学生時代の教科「社会と国語」が大っ嫌いで、苦手で、成績も悪く、『過去(歴史)に興味ないんで』っと言っていた私が「オーストラリアの歴史」を調べ、『筆者の考えを一文で抜き出せ』っと言う国語のテスト問題にいつも『そんなもん知るか!』っと投げやりに解答していた私が「言葉の意味」を調べて、「自分の考えを含めた文章」を書いている。

それも結構楽しみながら。不思議だ。




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