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「すずこま」の魅力②健康効果

おいしさの魅力に続き、取り上げたいのが健康効果です。そもそもトマトが体にいいのは常識ですよね。ここでは、またまたうまみ成分と、トマトといえばリコピン(リコペン)について、なぜ特に「すずこま」が健康によいと声を大にするのか書いてみたいと思います。

健康理由① うまみを利用した高血圧予防

突然ですが、私はこれまでの仕事で脳卒中後遺症に悩む方たちや、さまざまな健康不安を抱える方たちと日々向き合ってきました。

「人口動態統計等から見る岩手県の脳卒中死亡の状況」という資料によりますと、私が住む岩手県は、昭和35年から平成27年の脳卒中死亡率の都道府県順位がワースト5位以内の常連でした。不名誉なワースト1位も何回も...おそらく平成28年以降も大きく変わっていないと思います。

さらに最新データ令和2年で、岩手県内の脳卒中死亡率保健所別では、釜石保健所が男性ワースト1位、女性ワースト2位となっています。

私は22年前から釜石市民ですが、この傾向は長く続いていてデータが改善されてきたという話は聞いたことがありません。

脳卒中死亡率が高い
  ↓
脳卒中罹患者が多い
  ↓
要因の1つ高血圧者が多いと推測できます

高血圧の原因はいろいろありますが、沿岸部だからといって、新巻鮭やイクラ漬けなどに代表される塩辛い食べ物の多さが起因しているとは一概に言えません。なぜなら、同じ沿岸部の宮古市や大船渡市の脳卒中死亡率は、県内では順位が低いからです(といっても全国平均以上)。

うーん...高血圧は塩分摂取量と関係が深いことに間違いありませんが、プラス生活習慣の問題やストレス、運動不足などの健康リスクを釜石市民は多く抱えているということでしょうか。

どちらにしろ塩分の取り過ぎが血圧によくないのは周知の事実です。県や市も減塩の啓発活動を続けていますが、「すずこま」の魅力が広がることで食生活が改善され、地域全体の健康度がアップしたらすばらしいですよね。

私が絶賛注目中の「すずこま」は、水分が生食用に比べ少ない分、加熱時のうまみが凝縮するため、下記の効果がより期待できます。

効果1:うまみ成分のグルタミン酸が体内で生成するGABA(なんか良さそう)には、末梢血管の収縮を防ぎ血圧の上昇を抑える働きがある

効果2:グルタミン酸がたっぷり含まれるトマト料理は、調味料を減らす減塩効果がある

ちょうど一昨日の「世界一受けたい授業」で、うまみを脳が感じると食事の満足度があがると言っていました。食べ過ぎ予防は、食塩の取り過ぎ予防にもなりますね。

そしてこれもたまたま、その日は親戚から「圧力鍋でサバのトマト煮作ったから食べるー?」と連絡がありました。

もちろん頂きました!

トマトはホール缶ですが、思っていたとおりサバとトマトが好相性で、うまみの染み出た煮汁ごと骨までとてもおいしい!!普段は、サバの味噌煮や塩焼きを「サバくさい」(だって、サバだもの)と食べない高校生娘も「これはおいしい」と完食でした。

これはぜひ「すずこま」でも作りたい一品です。なにより、釜石市はサバ缶(もといサヴァ缶)が有名ですので、お手軽に作れそうです。

もう一つの健康理由「リコピン」については、文章が長くなりそう(前回の反省)なので次回に持ちこします。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。








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